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昭和元禄落語心中 第1回「約束」

☆もるがん☆

swa

岡田将生が思った以上に八雲師匠でした!

昭和50年代。「昭和最後の名人」である落語家・有楽亭八雲(岡田将生)は、「弟子を取らない」と有名だった。しかし刑務所帰りの青年・与太郎(竜星涼)が、なぜか弟子入りを許された。八雲の家に住み込み、修行を始めた与太郎は、八雲とその養女・小夏(成海璃子)の深刻な不仲を知る。小夏の実の父は、やはり落語家だった有楽亭助六(山崎育三郎)で、母の芸者みよ吉(大政絢)とともに、昭和30年代に謎めいた事故死を遂げていた…。

アニメ化、そして実写化。NHKだけに馬鹿な邦画みたいな事はすまいとは思っていましたが・・・うん、これならいいかな!

今回は与太郎が弟子入りして破門されかけて三つの約束をするまで。

八雲師匠が小夏の前で、助六の「野ざらし」をやる所、上手く助六をかぶせて良い演出。小夏がちょっと棒読みでもたつく時があるのが気になるけれど。それと与太郎の昔の兄貴に「出来心」を聞かせる所も。(ちゃんと演目のテロップが出るのが親切)

萬月師匠、ウルトラマンネクサス!

カツラかぶった篠井英介さんの松田、これもいい。
柔らかい物腰がドラマの隅々をまとめてくれる感じ。

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あの八雲師匠は石田彰さんの八雲師匠あっての八雲師匠ですよね。アニメが先にあったから、実写化がしやすかったと思うのですよ。でも石田彰さんの真似というのではなくて、石田さんの作り上げた八雲師匠という形が、岡田さんの到達した八雲師匠と共通の部分があって、それが現実にはいない八雲師匠を、ここに存在させるための力になっているというか。

「八雲師匠」という演目をみんなで育てていくというか。

それは他のキャラクターも同じで、山寺さんや関さんや多くの演技の上に世界が出来て、そしてそれが異なる世界でも生きていて、アニメでも実写でも、皆同じ根っこから育って、昭和元禄落語心中の世界を作り上げていく。

良いドラマに仕上がっていて安心しました。
これは最後までがっつりと見てしまうと思いますよ。

いやあ、毎週の楽しみがひとつ増えましたよ。

アニメ昭和元禄落語心中まとめ見感想はこちら

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CAST
八代目 有楽亭八雲(菊比古)岡田将生
有楽亭与太郎 竜星涼
小夏 成海璃子
みよ吉 大政絢
有楽亭助六(初太郎)山崎育三郎
七代目 有楽亭八雲 平田満
松田 篠井英介
お栄 酒井美紀
円屋萬月 川久保拓司
木村屋彦兵衛 柳家喬太郎(落語監修)


着物や小道具、セットも含めて色合いも良い風合いで。ありがちなわざとらしさを感じさせないのが良いです。

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