NCIS ネイビー犯罪捜査班 season10 第1-4話

ヴァンスの車に仕掛けられていた爆弾、多大なる被害を出したネイビ-ヤード・・
第1話「決死の反撃」/Extreme Prejudice
凄惨な爆破現場となったネイビーヤードでは複数の犠牲者が出たが、ギブスチーム一同は多少の傷を負いながらも無事だった。車に爆弾が仕掛けられたせいで惨事を招いてしまったと、自責の念に苛まれるヴァンス。駆けつけたジャーヴィス海軍長官は大統領の指令を受け、NCISとFBIにディアリング抹殺を命じる。
マラード先生までもが心臓発作で倒れる劇的な幕切れの前シーズンからの続き。
ジヴァとトニーはエレベータに閉じ込められ、マクギーは脇腹に破片がささり、チームにも大打撃な中、ディアリング抹殺の命令が下る。
結局、ディアリングと自分が似ているというギブスが一人で対決へ。ヴィンスも渋々許可。ディアリングもギブスと自分が似ている事を承知していた。だから彼が来る事を予知していた。新兵らしい明るい希望に満ちた亡き息子の声を聞きながら、ギブスを待っていた。尽くしたはずの国に殺された無念、それゆえに国(国民)を傷つけた・・罪はある、告発されない罪を表に出すために犯した罪。”正義”は何処にあるのか。それでもギブスの断罪のナイフがディアリングに突き刺さる。それが仕事だから。あの国らしい決着。
息子を失った父親の苦悩、ジャーヴィス海軍長官の胡散臭さも加味しての海軍の隠蔽体質など、何に”忠誠”を尽くすのか問われる。自分達の忠誠を尽くすべき価値があるのかないのかと。
第2話「深い爪痕」/Recovery
NCISに心理学者マイルズが現れ、爆破事件の影響を調べるため局の全員にカウンセリングを行うことになったと告げる。現場捜査チームは多忙な毎日の中でそれぞれにショックを乗り越えていたが、アビーは繰り返し見る悪夢と孤独感に悩まされて不眠に陥り、ヴァンスもいまだ自責の念を払拭できず静かに苦しんでいた。
アビーは悪夢に苦しんでいる。カウンセラーの優男マイルズと話したくないと拒否するアビー。見かねたギブスが話すように諭す。義理の弟ルカにも心配させたくないと話していない。実の弟カイルはアビーの存在を知らない。彼に話すべきだとギブスは言うが。
トニーは失恋。爆発事件後行方不明だった職員武器管理庫の責任者ミッジ・ワトキンスが、水の底の車中から発見される。撃たれた跡があった。いったん帰宅してその後に出かけて死んだのか。アビーが車内で至近距離で撃たれた証拠を発見する。ミッジに不採用にされた女性蔑視主義者なのか、それとも・・
爆破事件を隠れ蓑にした犯罪。犯人は身近にいた原因は思想でも政治にも関係なく、思慮の足りない男の引き起こした舌禍。。トニーはふられて良かったのかも知れない。口の軽い彼の事、他の女の事をぺらぺらしゃべって犠牲者を増やしていたかも。
自分が実の姉だとカイルに打ち明けたアビー。カイルも一目見てアビーを他人と思えないと思っていた。再会を喜ぶ姉と弟。ハグ好きも遺伝らしい。
ヴィンス局長も苦しんでいた。爆破したのは自分の車。犯人に車に爆薬を仕掛けさせる隙を作ってしまった。もしかしたら家族も犠牲になっていたかも知れない。時計の針を戻せるのならば・・局長がネイビーヤードをすべて寸分元と違わずに修理させたのは、その悔恨から。マイルズ、空気は読めないが仕事はしっかりしたようで。
休職中のマラード先生、早く復帰したがっていた。パーカーがそんな自分を気遣って、手を借りたいと呼び出した事に腹を立てていた。パーカー一人でも出来た仕事、誇り高い先生は助手に情けをかけらてプライドが傷ついたらしい。パーカーなりの優しさが裏目。
第3話「不死鳥」/Phoenix
休職中のダッキーが独断で海軍墓地の古い遺体を掘り返し、検視室に運ばせた。ダッキーの健康を気遣うギブスは激怒するが、ダッキーによるとその遺体は12年前に深酒で死亡したことになっているロバーツ中佐。今になって中佐に珍しい肝臓疾患があったことを知り、何者かがアルコールの過剰摂取に見せかけて殺したのではとの疑いが湧いたと言う。
12年前の事件とギブス達が調べている事件が繋がった。キーとなるのは偽物の月の石。始まりはマラード先生の見つけた毒殺の証拠。検視官としては休職中のマラード先生に捜査の指揮をまかせるギブス。現場の指揮をとる重圧を知る先生。
第4話「消えた海軍ヘリ」/Lost At Sea
4日前に消息を絶った海軍汎用ヘリのクルー3人が浜辺に漂着、重度の日射病で病院に搬送される。ヘリは最後の無線交信の内容から、機械の故障で墜落した様子だったが、クルーが漂着した浜辺は、その最終地点の座標から遠く離れていた。クルーは面会謝絶の状態だったが、ギブスは比較的元気だったジョプリン副操縦士に話を聞く。
忠誠よりもカネ。忠誠を尽くした軍人を裏切り者と貶めてまで欲しかったカネ。墜落したはずのヘリは闇で売られていた。上手く行くはずだった、だが売人は彼らを海に放り出して行ってしまった。甘かった、もうひとりのアビーとギブス達はすべてを暴き、忠誠よりカネを選んだ者たちは何もかも失った。命を失っても名誉を取り戻した軍人は英雄となった。病の息子が誇れる英雄に。
NCIS: Naval Criminal Investigative Service
リロイ・ジェスロ・ギブス / マーク・ハーモン 井上和彦
アンソニー・“トニー”・ディノッゾ / マイケル・ウェザリー 森宮隆
ティモシー・マクギー / ショーン・マーレイ 会一太郎
アビゲイル・“アビー”・シュート / ポーリー・ペレット 愛河里花
ドナルド・“ダッキー”・マラード / デヴィッド・マッカラム 納谷六朗→千田光男
ジヴァ・ダヴィード / コート・デ・パブロ 大津愛理
ジミー・パーマー / ブライアン・ディーツェン 玉木雅士
トバイアス・C・フォーネル / ジョー・スパーノ 後藤哲夫
レオン・ヴァンス ロッキー・キャロル 佐久田脩
マイク・フランクス / ミューズ・ワトソン 西村知道
ジャクソン・ギブス ラルフ・ウェイト 羽佐間道夫
ジェニー・シェパード / ローレン・ホリー 野沢由香里
ケイトリン・“ケイト”・トッド / サーシャ・アレクサンダー 斎藤恵理
浮世のしがらみもあって、見ても書けない時期が続いたNCIS。折よくAXNでシーズン10も始まったし・・いや、ニャンコ先生だ。ギブスの声がする猫が、私の背中を押してくれたくれたのかもしれない。まだまだ色々ありそうなので、完璧は無理でも、書けるだけ書いていくつもり。

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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