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X-ファイル2018 まとめ感想

☆もるがん☆

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通算ではシーズン11、スカリー登場はこれが最後のシーズン。

EPISODE.1「闘 争 Part 3」MY STRUGGLE III

スカリーが意識不明に陥り、恐るべき事態が起きる幻覚を見る。彼女はその幻覚が、息子ウィリアムが伝えてきた未来の出来事だと知り、それが起きるのを防ぐため、モルダーにスモーキング・マンを探すよう訴える。また、モルダーの異母弟ジェフリーは謎の集団に襲われ、彼らがウィリアムを捜していることを知り、スカリーにそれを伝える。一方、モルダーは尾行車を逆に追跡し、スモーキング・マンとは別の新たな陰謀組織の存在を知る。

先シーズンのラストから続き。

モルダーを含めた人類を侵す病気に関する事は、スカリーの予知夢だった。意識のないスカリー、スカリーの脳が発っしているのは「彼を探せ」というメッセージだとスキナーは言うが、モルダーは信じない。目覚めたスカリーの必死な訴えにも耳を貸さない。スモーキングマンのまき散らす疫病を防ぐために息子のウィリアムの幹細胞がいる。昔は変な事を信じていたくせにウイルスの事を信じない。

スモーキングマンの暗躍。地球を本来の姿に戻すため、人類を滅亡させる。
ウィリアムを探しているのはスモーキングマンの敵。

幻覚に苦しむスカリー、異母弟ジェフリーからウィリアムを探す集団の事を知らされてモルダーはやっと何かが起きていると感じ出すが、まだ全部信じているわけではない。スカリーはジェフリーから里親ヴァン・デ・カンプの名前を聞き出し、スカリーは病院を抜け出し、車で事故を起こす。

スキナーの車にモニカとスモーキングマンが乗り込んでくる。スキナーと取引したいと言い出す。ウィリアムを探せと。スモーキングマンを追ったモルダーはミスターYと部下のエリカと出会う。彼らは宇宙に移民する計画を立てているという。そのためにスモーキングマンが邪魔、だが全人類を宇宙には連れて行けない、結局は選民。部下がスカリーを殺しに来る。モルダーが助ける。

やっとスカリーの幻覚を信じるモルダー。幻覚を送って来たのはウィリアムだとスカリーはいう。ウィリアムがいないとスモーキングマンは動けないと。

そして衝撃の事実、ウィリアムの父親はモルダーではなく、スモーキングマン。異星人の技術で生まれた特別な子。それを知らされたスキナーは・・続きは最終話で。

EPISODE.2「死 後」This

死亡したはずのローン・ガンマンの一人、ラングリーからモルダーの携帯に「俺は死んだのか?」という電話がかかってくる。2人はこの謎を解明するため彼らの墓地に行き、彼らが残した手掛かりを見つける。一方、FBI上層部の指示でロシアの組織"パリュー・サービス"がモルダーたちを襲撃してくる。ネットカフェでのモルダーとスカリーの「このマフィンうまいな、Xファイル課で秘密を探ろう」「異星人のフンだろうと食べるわ」という会話にも注目。

あっさりFBIに見捨てられ、ロシアに売られる二人。カネになるなら何でもやるのがアメリカだとロシア人はいう。スキニーはこっそり助けに来るが彼もそこまでしか動けない。FBIの上層部、アメリカ政府そのものからの命令だという。殺すとまでは聞いていなかったという。

モルダーとスカリーはラングリーの墓に行き、そこでディープ・スロートの墓を見つける。ロナルド・パクラ、それが本名。そこにヒントを残したのは誰か・・墓石のひとつに仕掛けがあった。QRコード付きの思い出メダルが仕込まれていた。そこに映っていたのはひとつの建物、かつてラングリーにもらった情報。それを確かめるために二人はX-ファイルを調べにオフィスに忍び込もうとする。スキナーが現れる。

X-ファイルはすべてデジタル化され、CIA他の機関、民間にも公表されたという。だが調べてみるとラングリーの情報は消されていた。ラングリーはパリュー・サービスに死後も研究出来るように脳をスキャンしたデータをシュミレーターにアップロードしていた。そこから携帯にアクセスして来た。パリュー・サービスは有能な脳をシュミレーターにアップロードして、宇宙移民計画の技術の開発に利用していた。破壊してくれと彼は懇願する。タイタンポイントにあるシュミレーターを破壊に向かい、パリュー・サービスにモルダーは捕まってしまう。そこでミスターYの手下のエリカと会う。

あっさりシュミレーターに近づけたり、ガバガバなセキュリティだったり、FBIがいきなり味方になったり、ツッコミ所はあるけれど、結局、そのシュミレーターもエリカも消え、まだまだ謎だらけという事で・・・

EPISODE.3「分 身」Plus One

自分に瓜二つの人物を見た直後に不可解な死を遂げる事件が多発。モルダーとスカリーは捜査の中で、入院中の解離性同一性障害の女性に出会う。彼女は病室にいながら、自宅にいる双子の兄とテレパシーで単語ゲーム"ハングマン"をしていると言う。モルダーは、彼女がゲームで当てた単語の中に、不審死した青年の名前があるのを発見する。また、モルダーとスカリーが旅先で同室に泊まることになり、2人の未来を語る場面もファン必見。

ドッペルゲンガーの話。

双子の兄と妹のテレパシーで予言された?二人に邪悪なパワーが?スカリーはいつものスタンス、モルダーはいつものスタンス。だがモルダーとスカリーに双子の悪意がふりかかる。モルダーはモルダーの分身と戦い、その間に、双子はそれぞれの名前を紙に書いていた。モルダーは分身に打ち勝ち、双子は絶命。実際にどうであったかはうやむや。

EPISODE.4「失われた記憶」The Lost Art of Forehead Sweat

モルダーが昔の秘密の合図で呼び出されると、待っていたのは見知らぬ男。彼は、モルダーが大好きなTV「トワイライト・ゾーン」のエピソード「消えた火星人」は実際は存在しないと告げ、モルダーが同僚である彼のことを覚えていないのも"奴ら"に記憶を変えられたからと言って姿を消す。モルダーは「消えた火星人」の録画テープを探すが、そのエピソードは見つからなかった。モルダーとスカリーは、その男の正体を調べ始める。

国がおかしな方向に行っているとモルダーですら懸念しているとは。これがアメリカ人の本音?

実在を証明して欲しいと必死な男。記憶が改変されているという。何故か男はモルダーとスカリーの過去?を知っていた。マンデラ効果?メンゲレ効果?事実と異なる記憶。記憶の改変は政府の陰謀だと男レジーは主張する。そして彼は何とXファイル課にいたという。(過去の映像との合成が面白い)。パラレルワールドなのか?ゼイ博士なる妙な人物。レジーが実は狂人というのがオチ。ふざけた宇宙人との接触、フェイクニュースだの、かなりセルフパロディ的な内容。ビッグフッドの足型の巨大ゼリーw

EPISODE.5「グーリー」Ghouli

夜、廃船の中で2人の女子高生が刃物で切りつけ合う事件が発生。現場の写真を目にしたスカリーは、そこが自分が夢の中で何者かに導かれて行った場所だと気づく。モルダーとスカリーが捜査に向かい、大ケガをした少女2人に話を聞くと、彼女たちは互いに相手を知らず、姿を見た記憶もなく、ネットで紹介されているモンスター"グーリー"に襲われたので反撃したのだと話す。そして、彼女たちのボーイフレンドは同じ名前だった。

切りあった少女達の彼氏は同じ名前、ジャクソン・ヴァン・デ・カンプ。ヴァン・デ・カンプとはスカリーの息子ウィリアムの里親の名前。その家へ行くとスカリーは夢で見た場所だという。やはり導かれて来たのか。そして遺体、その家の夫婦とジャクソン。ジャクソンはウィリアムなのか?スカリーは少年の遺体と遺伝子検査をして確かめようとする。スカリーが去ると遺体が動き出す。スノードームがメッセージ?

スキナーとスモーキングマンは一緒にいる。異星人と人間のハイブリッドを作ろうとした計画、クロスロード計画。計画は失敗のはずだった。被験者のひとりはジャクソン・ヴァン・デ・カンプ、それがウィリアムだとスキナーに教えてしまうモルダー。

ウィリアム(ジャクソン)を確保しようと国防総省が動き出す。モルダーとスカリーは何とか彼を救出しようとするが。ウィリアムは幻覚を見せて逃げ延びる。スカリーを実の母と知らぬまま。

EPISODE.6「子 猫」Kitten

FBI副長官スキナーが突然、失踪する。モルダーとスカリーは、彼のベトナム戦争従軍時代の肩書き宛の小包に「モンスターがいる」と書かれた紙と干からびた耳が入っているのを見つける。2人がスキナーを探して小包の消印の田舎町に行くと、近くの森に怪物がいるという噂が流れており、その近所には精神を病んだ帰還兵たちの療養施設があった。やがてその町に、当時のスキナーの戦友で"子猫"というあだ名だった男がいることがわかる。

木箱から黄色いガス、ベトナム戦争のスキナーの記憶。モルダーはスキナーが昔のスキナーではないと思っていた。スモーキングマンと関係があると。スキナー宛封筒に書かれていた町で殺人事件。怪物に殺された?次々に歯が抜ける住人。子供の耳を切り落として首飾りにしていた”小猫”ジョン。彼はある実験で殺人兵器にされた。それを助けたいとスキナーは思っていた。だがジョンの息子ディビーは、軍法会議でガスの事を上層部に口止めされて言わなかったスキナーのせいで父親が38年も幽閉されたと恨んでいた。

スキナーはディビーの計略で落とし穴に落とされて瀕死、尋ねて来たモルダー達に、ディビーは父親が政府の極秘実験で国民を操る毒ガスの実験体にされていたと力説する。モルダーはスキナーを知らないといったディビーの嘘に気づく。帰ったふりをしてスキナーを助けに戻り、穴の中のスキナーを発見するが、ディビーに突き落とされる。いつも危機感の足りないモルダー、スカリーが助けられる。怪物の仮面をかぶったディビーを追う二人。ディビーは自分の仕掛けた罠にはまって死んだ。

スキナーはガスの正体を突き止めると誓う。国民を操る毒ガスらしきものがまかれる様子でエンド。

EPISODE.7「フォロワー」Rm9sbG93ZXJz

レストランの予約から配車サービスの手配、自宅のセキュリティまで、何もかもスマートフォンのタップひとつで管理される現代社会。モルダーとスカリーが行ったオシャレな寿司バー"フォロワー"も、2人以外に人間は誰もいない。注文はタッチパネルで、配膳も支払いもオートメーション化されていた。しかし、あることをきっかけにデジタル機器が次第に暴走。2人は店を出てそれぞれの自宅に帰るが、ここでもデジタル機器が反乱し始める。

デジタル社会への風刺のようなもの。普通のドラマとは異なる作り。ややくどくて面白さはあまり感じない。

EPISODE.8「親しき者」Familiar

魔女伝説がある小さな町。公園で遊んでいた幼い男児が母親が目を離した隙にいなくなり、遺体で見つかる。警官である男児の父親は犯罪歴のある男を犯人だと決めつけ、町民たちと一緒に彼を詰問する。一方、事件当時公園にいた女児は、男児がいなくなる直前、近くで彼が好きなTV番組のキャラクターを見かけたと話すが、その女児も行方不明になり、死んでいるのが発見される。やがて、死亡した男児の母親と女児の父親が、ある関係にあったことがわかる。

小さな町の犯罪、日本人は同調圧力が強いと言われるが。アメリカの狭い町の正義も警察もないご近所の感情だけの世界が怖い。前科があるというだけで犯人と決めつけられ、良心のある警官の意見も静止も「裏切り者」として切り捨てる。冤罪の男は町の人々にリンチにされ、キレた警官に撃ち殺される。それでも警官は釈放、それが陪審員裁判。典型的な魔女狩り。だがXファイルなので、そこにグリモワール(魔導書)を用いた悪魔の儀式を行っていた住人が”何か”を呼び出してしまって周囲を巻き込んで自滅的な方向に。殺された子供も可愛いよりも不気味なのもお約束。顔見知りしかいない町で浮気なんて、すぐにバレるだろうに。嫉妬の炎は自分の子供も自分自身をも焼き殺した、因果応報。

EPISODE.9「必 衰」Nothing Lasts Forever

違法な臓器摘出手術中の医師が殺害され、摘出された臓器が病院の前に置かれるという事件が起きる。モルダーは臓器の容器に聖書の文句が書かれていたことと、凶器が教会の柵の一部だったことから、犯人は教会に関係があるとにらむ。やがて、その地区の教会の信者の中に、家出してカルト教団に入った者がいることが判明。モルダーとスカリーが教団を尋ねると、教団の教主は50年前のTVの人気女優で、その美貌は当時と変わっていなかった。

不老不死の話。人の臓器を食べて若いままでいるという、老化という病気を治す方法を見つけた医師とかつての人気女優と彼女を崇拝するカルト教団。教団に姉を取られた妹の復讐。本当に老化を止める方法はともかく、気持ち悪い話。

EPISODE.10「闘 争 Part 4」My Struggle IV

スカリーがネット・ニュースに世界規模の陰謀の情報を流したことから、カーシュ長官はX-ファイル課の閉鎖を宣言。そんな状況下で、モルダーとスカリーは息子ウィリアムを守ろうと彼の行方を追うが、スモーキング・マンも、そして謎の組織も彼を追っていた。モルダーはスモーキング・マンの部下レイエスの情報により、謎の組織のリーダー、ミスターYと対決。ついにウィリアムと対面するが、追手がすぐそこまで迫っていた…。

世界を支配していると思い上がっているキチ〇イが二人、それぞれの方法で人類を破滅という名の進化(ただし自分達特権階級だけは別だと思っている)異星人も超科学も、結局は傲慢が生み出す妄想を手助けする方法に過ぎない。だがその二人、スモーキングマンミスターYもたいして活躍しないままに死んで終わってしまった。部下もあっさりと殺されて。

ウィリアムは実験室で作られた子供、スカリーとモルダーの子供ではなかった。スカリーの子宮を借りただけ。だがそれでも繋がりは出来てスカリーとウィリアムの意思は通じていたようだ。スモーキングマンに幻覚を見せてモルダーだと思い込ませたウィリアム、スモーキングマンに撃たれて海へ転落。それを見た本物のモルダーがスモーキングマンを撃つ。息子を殺したと思った父親が息子に殺される皮肉。FBIから追われ、ウィリアムも失い、首謀者が死んで陰謀も消えて・・?スキナーも死んだらしい?人がどんどん死に過ぎて何が何やら。ウィリアムだけは生きていた。撃たれても死なない身体らしい。

序章

全体としては、「闘 争 Part 3」と「闘 争 Part 4」だけ見ればそれで良かった内容。それとウィリアムが登場する「グーリー」位で。いくらスキナーがかばっているとはいえ、モルダーとスカリーがFBIにいられる事すら不思議、惰性で「そういうものなのね」と見るしか。

もしこの続きが出来たとしても、ジリアン・アンダーソンはスカリーを演じないと宣言しているし、モルダーとウィリアムだけでは話が盛り上がりそうにない。またまた「スモーキングマンは生きていた」としても。堂々巡りになるだけのような。

うーん・・凄く微妙だった。でもスカリーは今の方が良い女のような気がする。吹替は小杉十郎太&相沢恵子の方が好み。

X-ファイル/オリジナル・スコア・サウンドトラック <OST1000>

CAST
フォックス・モルダー特別捜査官 デイヴィッド・ドゥカヴニー (小杉十郎太 / 風間杜夫 )
ダナ・スカリー特別捜査官 ジリアン・アンダーソン (相沢恵子 / 戸田恵子)
ウォルター・スキナーFBI副長官 ミッチ・ピレッジ (島香裕)
シガレット・スモーキング・マン ウィリアム・B・デイヴィス (小島敏彦)
モニカ・レイエス アナベス・ギッシュ (佐々木優子)
リチャード・ラングリー ディーン・ハグランド (落合弘治)
ジェフリー・スペンダー クリス・オーウェンズ 
リズ・アインシュタイン捜査官 ローレン・アンブローズ (甲斐田裕子)
カイド・ミラー捜査官ロビー・アメル (川島得愛)
ウィリアム マイルズ・ロビンス


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