NCIS ネイビー犯罪捜査班 season10 第5-10話

それぞれの家族、あるいは元家族・・・
第5話「和解の時」/The Namesake
田舎の一本道をフェラーリで爆走していた若い兵曹が、路上で射殺死体となって発見された。現場に残された銃の出所をたどって市中の質店を訪れたギブスは、たまたま陳列されている名誉勲章を目にしてショックを受ける。受章者である第2次大戦の帰還兵L・J・ムーア伍長は、かつて故郷の雑貨店を父ジャクソンと共同経営していた盟友で、ギブスの名の由来でもあった。
リロイ・ジェスロ・ムーア、ギブスの父のかつての親友でギブスは彼の名前を貰った。元海兵隊で名誉勲章を貰った英雄。なのに名誉勲章を質屋に入れていた。名誉勲章を売る事は禁じられている。質屋は金がいるというムーアを気の毒に思って金を貸したのだという。老人ホームの昇降機が壊れて皆が不便していた為、修理費を工面したのだ。
父とムーアの間に何があったのか。父はギブスの母アンが自殺したのはムーアのせいだという。アンが自殺をしたがった時、ムーアは止めなかった。それを恨んでいると。ムーアは戦場で痛みに苦しむ人々を沢山見て来た。その苦しみに耐えかねて死にたいと叫ぶ人々を。だから止められなかった。時を経て、二人の老人は和解する。どちらも同じ女性を愛し、大切にしたいと思っていた。ギブスが質屋を説得し、ジャクソンは名誉勲章を買い戻し、ムーアは勲章と親友を取り戻す。
フェラーリの持ち主チャヤは性格が最悪な大金持ち。彼にアイデアを取られた若者が、運転しているのがチャヤだと思って撃った。弁護士はチャヤの金を守ったが、命を狙われる危険性については黙殺したらしい。
第6話「フラッシュバック(前編)」/Shell Shock (Part I)
海兵隊中尉トーレスが、路上で死体となって発見された。現場検証中に何者かがトーレス宅に侵入しているとの報を受けてギブスたちが急行すると、そこにいたのは部隊の上官だった元大尉ウェストコット。トーレスとは長年の親友で、前年アフガンで奇襲を受け負傷した際も一緒にいたというが、ギブスはウェストコットの挙動に不審を感じる。
アフガンからの帰還兵が殺された。一緒にいたのは除隊した元大尉ウェストコット。彼は奇襲を受けた心の後遺症に苦しんでいた。彼が襲ったカーシーは自分は何もしていないと言うが、ウェストコットはカーシーが敵側にいたのを見たという。それもPTSDの影響なのか。弟は心配している、父親は迷惑に感じている。
アフガンの記録が送られてくる。敵方の写真の中にカーシーがいた。カーシーの家に行くとテロの計画の痕跡が。
第7話「フラッシュバック(後編)」/Shell Shock (Part II)
カーシーのテロ計画を阻止する必要に駆られたギブスは再びウェストコット大尉に会い、アフガンやDCでの記憶について話を聞く。一方カーシーの恋人ブルックはトニーの事情聴取に対してひたすら困惑を示し、彼が出張と偽って朝早くDCを離れたと語る。ギブスはアビーの協力を得て仮想現実デバイスでウェストコットの記憶を刺激しようと試みるが……。
カーシーはインドに留学してムスリムにかぶれた。カーシーは両親を死なれ、里親を転々として育った。「家族」が欲しかった。テロ組織に疑似家族を感じた。部屋にあった簡易爆弾は2つ、かなり大きな建物を爆破する計画らしい。カーシーの情報を引き出そうとVRでウェストコットの記憶を呼び戻そうとする。だが途中で彼は途中でやめてしまう。カーシーの恋人ブルックもグルだった。トニーは気が付かなかった。
ウェストコットは弟に八つ当たりして殴りつける、ギブスが止める。ギブスは戦場で傷ついた若者が尽くした国に見捨てられているのに怒っていた。自分なりに出来る事、ウェストコットと部下の心を癒す事、ギブスは努力する、出来る限り。心の痛みが記憶を捻じ曲げる、真実と向き合った時、安らぎが訪れた。
第8話「さらわれた少女」/Gone
イスラエルの男友達シュミールにDCで会えると浮かれるジヴァを見て、またしても心中穏やかではいられないトニー。そんな時、深夜営業の映画館でバイトしていた女子高生のリディアとロージーが覆面の男たちに襲われ、迎えに来ていたリディアの父ウェード大佐が格闘の末に撃たれて死亡。ロージーだけが拉致される。
ひとりの少女がさらわれ、ひとりの少女は父親を失った。さらわれた少女の父親は父を失ったばかりの少女を責め立てる、ギブスに八つ当たりする。携帯に残された写真からギブスは人身売買だと気付く。
第9話「魔の三つ巴」/Devil's Trifecta
フォーネルFBI特別捜査官が突然何者かに銃撃されるが、たまたま防弾チョッキを身につけていたため、すかさず反撃して犯人を撃ち殺し、事なきを得る。犯人はブラウンという名の海軍水兵だったためギブスらチームが出動、フォーネルの車のナンバーをメモしたマッチも見つかるが、フォーネルには見覚えのない男だった。
フォーネルを撃った男を追っていくと、ギブスとフォーネルの元妻ダイアンと出会う。ダイアンはダイアン・フォーネルとダイアン・ギブスという偽名を使っていた。トニーもたじたじの猛女。ダイアン・スターリングは国税庁の捜査官になっていた。ダイアンがフォーネルの名前を使ったためにフォーネルが狙われた。怒り心頭のフォーネル。強引なダイアンは捜査を仕切る。ダイアンは今の夫のヴィクターともトラブルを起こしていた。ギブスとフォーネルはウンザリ。マクギーも巻き込まれてダイアンと寝たと思われて大変な事に。ダイアンはギブスに未練があった。だから事件の担当になった。解決後、やんわりと今の夫を受け入れるように諭すギブス。
第10話「新100ドル札」/You Better Watch Out
海軍の女性少佐メーガンがクリスマス休暇で半年の海上勤務から戻ると、自宅で夫ノエルが腐乱死体になっていた。無職で酒浸りの夫とは夫婦仲が悪く、1か月ほど前に電話したのが最後だと言う。ダッキーの見立てでも死亡時期はその頃で、しかも病死ではなく首を折られて殺害されたと判明する。
被害者はまだ世に出回っていない新札を持っていた。有能女性士官の飲んだくれの無職の夫、犯罪にかかわって殺されていた。シークレットサービスの女性捜査官とギブスのやりあい、ギブスの方が上手。
トニーの魅力的な父親がやって来る。トニー以外は歓迎する。父は確執の償いをするために来た。家族に伝わる指輪を息子に渡すために。クリスマス、NCISの仲間と父と過ごす夜。しかし人のカバンや引き出しは漁るくせに自分の部屋を勝手に使った父親に怒るトニーの身勝手さ。勝手に色々されてる同僚にしてみれば、お前が言うなだな。
NCIS: Naval Criminal Investigative Service
リロイ・ジェスロ・ギブス / マーク・ハーモン 井上和彦
アンソニー・“トニー”・ディノッゾ / マイケル・ウェザリー 森宮隆
ティモシー・マクギー / ショーン・マーレイ 会一太郎
アビゲイル・“アビー”・シュート / ポーリー・ペレット 愛河里花
ドナルド・“ダッキー”・マラード / デヴィッド・マッカラム 納谷六朗→千田光男
ジヴァ・ダヴィード / コート・デ・パブロ 大津愛理
ジミー・パーマー / ブライアン・ディーツェン 玉木雅士
トバイアス・C・フォーネル / ジョー・スパーノ 後藤哲夫
レオン・ヴァンス ロッキー・キャロル 佐久田脩
マイク・フランクス / ミューズ・ワトソン 西村知道
ジャクソン・ギブス ラルフ・ウェイト 羽佐間道夫
ジェニー・シェパード / ローレン・ホリー 野沢由香里
ケイトリン・“ケイト”・トッド / サーシャ・アレクサンダー 斎藤恵理

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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