インスティンクト-異常犯罪捜査- 第10-12話 感想

リジーはチャーリーの事件の真相を知る・・
#10 制裁計画
「バーディー」シリーズの人気作家、セリア・バクスターが何者かに自宅で襲われた。ディランとリジーが犯人の特徴を聞くと、仕立てのいいスーツに仮面を着け、狩猟用のナイフで切りつけてきたと言う。凶器のナイフは自宅の表であっさり見つかり、付着していた血痕を調べたところ、3人のDNAが検出される。1人目は不明で、2人目はセリア自身、そして3人目として人気作家ベン・リッチフィールドのDNAが検出されて……。
ディランとセリアの作家同士の交流、ディランの才能を認め、励ます。だがそれは・・
著名である事を利用して、生徒や弟子のアイデアを盗み取っていた流行作家ベン。被害者は泣き寝入り、そして彼はセリアの家族を奪った張本人でもあった。癌に侵されたセリアの最後の作品、それが復讐。売れる前のセリアをボロクソにけなし、原稿をゴミ箱に投げ込んだジョアンも標的に。
チャーリーの謎の解明の回でもある。ジュリアンが極秘に調べた情報、リジーと接触して報告する。ケイマン諸島にチャーリーが開いていた口座。組織からその口座に大金が振り込まれていた。リジーはジュリアンがディランの協力者だと気付いていた。ディランはジュリアンに見せられた資料から、口座のサインがチャーリーのものではないと気付いた。裏切り者はソーサー。チャーリーを殺し、何食わぬ顔でずっとリジーのチームにいた。逮捕されても反省の色なし。人の痛みを感じない、サイコパスの素質があるのが悪人には必須。
リジーとセリア、過去の闇を清算した二人。
#11 夢の代償
ニューヨークの街で自爆テロが発生する。死者は自爆した犯人のみで、IDも現場にあったことからカイロからの留学生、ラムジー・カラルという身元もすぐに判明する。ディランたちがラムジーのアパートを調べに向かうと、そこには爆弾の部品類が大量に残っていた。他に仲間がいると推測したディランは、さらにカレンダーに残された不可解な数字から、それが爆破テロ実行の日時と場所を示す暗号だと読み解いて……。
TVに雑誌の特集、広報をつけ有名になろうとしているディラン。ジュリアンは心配するが、ディランは楽天的。ジュリアンはリジーに接触して正体を明かしてまでも、警戒心の下がったディランの身の上に案じている。ディランのカンは狂ってばかり、自信過剰気味。そして自爆犯の事件はディランは自身に関係すると思い当たる。子供の頃受けた講習を受けたビームズ博士を思い出すが、推理が狂いだしてディランはあせりだす。ジュリアンにも頼りたがらないディラン、リジーはジュリアンに連絡する。
アンディがTVに店が出る事を拒否したのは、両親に弁護士をやめてバーを開いた事を知られたくなかったから。苦労してロースクールに通わせ資格を取らせたのにどぶに捨てた。アンディとの会話からディランは子供の頃に受けた非倫理的な実験の事を思い出す。政府絡みの実験、ジュリアンも探り出すが。
実験でパートナーを組んだ少年と夢を共有した事。彼はジョン・レイモンド。心理学的実験、ストレスを与える。パートナーが自分を否定していると言われ続けた。壊すために。30年後、マスコミに出たディランが彼の壊された心を刺激した。自分の人生が恵まれないのはディランのせいだと思い込み、爆弾事件を仕掛けた。夢をかなえるかどうか。
ディランとレイモンドの違いは、信じる人を得られたかどうか。そろそろ子供を持ちたいと言い出すアンディ。それもディランの夢のひとつ。
#12 リアルの極限
映画館で若い女性の遺体が発見される。被害者の所持品にID等は無く、携帯電話とシャーロットと書かれた腕時計を所持していただけだった。現場検証中に照明が落ち、突然スクリーンに、被害者シャーロットがマスクを被った犯人にドリルで惨殺される映像が映され始めた。シャーロットは大学で映画制作を学んでいたが、演技だけは嫌っており、その原因は生徒を追い詰める教授のモシャーだと知ったディランたちは……。
ディランとジュリアンを引き合わせて「秘密は嫌い」と宣言するリジー。
映画館の殺人、殺しの様子が自動的にスクリーンに流れる。被害者シャーロット映画の仕事を目指していた。シャーロットが学んでいたのはリアリティの追及を熱弁する教授モシャ、生徒のひとりヘンリーに疑いがかかる。ヘンリーは教授に心酔していた。既婚者の教授はシャーロットと不倫していた。シャーロットは不倫を世間にばらすと脅していた。
アンディの知り合いの子供、12歳のマディを預かる、将来の予行演習。子供の扱いに戸惑うディランとアンディ。マディは同級生の男の子エイダンをサイトでいじめたとして停学になる。だがマディはやっていない、同級生のミアがやったという。マディの携帯をしょっちゅう使っていた。だがクラスの人気者のミアに逆らうと自分がいじめられるからとマディは本当の事を教師に言わなかった。リジーがマディから聞き出す。ディランはジュリアンに依頼してマディの携帯からミアになりすましたゾーイの存在を発見する。ジュリアン曰く、女の子の派閥争いの方がテロリストより複雑だそうだ。ゾーイはミアの親友だった、ショックを受けるマディ。ゾーイはマディのネットのランクが上がったのに嫉妬していた。
教授はシャーロットとヘンリーだけ称賛していた。他の生徒も助手スペンサーも存在を否定されていた、殺人の動機。スペンサーは金持ちのボンボン、乳母に育てられた。プライドだけが高く才能がない。憎しみはシャーロットとヘンリーに向けられた。ジュリアンの協力でスペンサーを逮捕。
二つの教師と生徒の信頼の問題。そして二人の子供の問題。リジーとジュリアン、良い感じ。
Instinct
エグゼクティブプロデューサー アラン・カミング マーク・ウェブ
ディラン・ラインハート アラン・カミング 多田野曜平
エリザベス・ニーダム ボヤナ・ノヴァコヴィッチ 樋口あかり
アンドリュー・ウィルソン ダニエル・イングス 佐々木啓夫
ジュリアン・カズンズ ナヴィーン・アンドリュース 浜田賢二
ジャスミン・グッデン シャロン・リール 斎藤恵理
ジョアン・ロス ウーピー・ゴールドバーグ 片岡富枝

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