映画「スパイダーマン: スパイダーバース[IMAX3D・字幕]」感想

斬新な映像が素晴らしい!!これは良いアニメーション!!
クールジャパンなどというお役所仕事に右往左往している間に、遥かにエネルギッシュな世界に軽く追い越されてしまったようだ。インスパイアの正しい進化の仕方のお手本。コミックを良く消化し、様々なアニメの要素もきちんと咀嚼し、技術と才能で昇華させた。
異なる次元から来たスパイダーマン、実に誰もが個性的。
それぞれの戦闘も良く動く、アニメーションの醍醐味が存分に味わえる。それだけではなく構図も見せ方も楽しい。ストーリーは軽め、それがいい。その方が絵を楽しめる。
軽いといっても手抜きではない。ピーター・パーカーが死んだ世界、怪しげなナンバー入りの蜘蛛にかまれスパイダーマンの能力を得たマイルスは、親の期待と自分の気持ちの差に悩んでいる少年。彼が慕う叔父の事を父は快く思っていない。そしてその叔父が・・というマイルスと家族のストーリー、キングピンの家族を取り戻したいストーリーが交わって、次元の交わりを作ってしまう。その他にも何人もの人生がクロスオーバーする脚本がいい。そしてそれを生かす絵と演出と音楽も含めての音。
IMAX3Dだとやや視野が狭まるので、大きなスクリーンで2Dの方が見やすいかも。
故スタン・リーは、パラレルワールドのアニメの世界ではコスプレグッズを売ってました。あちらではお元気そうで何より。
Spider-Man: Into the Spider-Verse
STAFF
監督 ボブ・ペルシケッティ ピーター・ラムジー ロドニー・ロスマン
脚本 フィル・ロード
原作 スタン・リー スティーヴ・ディッコ(『スパイダーマン』) ブライアン・マイケル・ベンディス サラ・ピシェリ(「マイルス・モラレス」キャラクター創作)
製作 クリスティーナ・スタインバーグ フィル・ロード クリス・ミラー エイミー・パスカル アヴィ・アラッド
製作総指揮 ケヴィン・ファイギ スタン・リー ウィル・アレグラ
音楽 ダニエル・ペンバートン
主題歌 TK from 凛として時雨「P.S. RED I」(日本語吹替版)
編集 ロバート・フィッシャーJr.
製作会社 コロンビア映画 ソニー・ピクチャーズ・アニメーション マーベル・エンターテインメント パスカル・ピクチャーズ ロード・ミラー
配給 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
CAST
マイルス・モラレス / スパイダーマン シャメイク・ムーア(小野賢章)
グウェン・ステイシー / スパイダー・グウェン ヘイリー・スタインフェルド(悠木碧)
ピーター・B・パーカー / スパイダーマン ジェイク・ジョンソン(宮野真守)
スパイダーマン・ノワール ニコラス・ケイジ(大塚明夫)
ペニー・パーカー キミコ・グレン(高橋李依)
ピーター・ポーカー / スパイダー・ハム ジョン・ムレイニー(吉野裕行)
ウィルソン・フィスク / キングピン リーヴ・シュレイバー(玄田哲章)
アーロン・デイヴィス / プロウラー マハーシャラ・アリ(稲田徹)
ジェファーソン・デイヴィス ブライアン・タイリー・ヘンリー(乃村健次)
リオ・モラレス ローレン・ヴェレス(小島幸子)
メイ・パーカー リリー・トムリン(沢海陽子)
オリヴィア・オクタヴィアス / ドクター・オクトパス キャスリン・ハーン(渡辺明乃)
グリーンゴブリン ヨーマ・タコーン
スコーピオン ホアキン・コシオ(鶴岡聡)
トゥームストーン マーヴィン・ジョーンズ(三宅健太)
ヴァネッサ・フィスク レイク・ベル(田中敦子)


来場者特典のミニクリアファイル
表と裏と。細かいシーンを良く見るとネタバレもあるけれど、それもご愛敬!

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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