クリミナル・マインド15 FBI行動分析課 ザ・ファイナル #2 目覚め

エヴァレット・リンチとグレイス父娘、リードと母親、過去が親と子を翻弄する。そしてリードに「愛している」と告白したJJが選んだのは・・
#2 目覚め
JJを撃ったグレイスは父エヴァレット・リンチとともに逃走する。迫るFBIに危機感を抱いたエヴァレットは、逃走資金を用意していた隠れ家を捨てて分かれて逃げようと言う。しかし父を慕うグレイスはかたくなに拒否。役に立つ共犯者であることを証明するため、寄宿学校の同級生シャーロットを呼び出して残虐な方法で現金を奪う。一方、JJは手術が成功して一命を取り留める。そんなJJに向かいリードはある告白をするが……。
チームの弱点の詰めの甘さが露呈した前回。
JJが撃たれて時間が経つのに、誰も駐車場を見に行かない。ようやっとリードがJJと連絡が着かないのに気づいて、駐車場に行き、瀕死のJJを発見する。
JJが運ばれた病院で夫と間違われるリード。彼の困惑は例の告白のせいで深まってしまう。そこにJJの夫のウィルが駆けつける。あまりにもくたびれた雰囲気を醸し出すウィル。以前の尖った、時にはモラハラすら感じさせた面影はまったく消えている。”家族”であるリードをハグするウィル。彼もまた二人の息子の子育てに追われて、JJへの気持ちは”家族”として変質してしまったのだろうか。
一番ずるいのはJJ。リードを愛してる、でも家族も大事。
エヴァレットはグレイスと逃亡するが、残虐な行いを繰り返し逃亡の主導権すら握ろうとする娘に、父は疎ましさを感じ始める。大切なのは自由、自分の思いのままに犯罪を行うための。エヴァレットの母親のロバータの恐れる事が起きてしまう。逃走資金を手に入れたエヴァレットは邪魔になったグレイスを殺してしまう。いつものように顔の皮を剥いで。詐欺師の母親への憎しみは、とうとう実の娘にも向けられてしまった。
そしてエヴァレットは逃亡し、BAUは彼を見失ってしまう。
リードは新しい施設に馴染めない母が気がかり。病院からの緊急の呼び出しに母の元へ向かうと、統合失調症が悪化したはずの母は笑顔でリードを迎える。薬が効いて小康状態となっただけ。すぐに元より悪い状態になってしまうと医師がいう。母は悲観的に考えず、「今」を楽しもうという。リードはJJとの悩みを母に相談する。かつての天才少年も今は青年、だが恋の悩みを聞いてくれるのは母しかいない。「チームは家族」だとエミリーもガルシアも言うが、JJの事はBAUの”家族”には話せない。
母と息子はチェスをする。リードが天才少年で、母がまだ精神を病む前に戻ったかのように。
JJが撃たれるという衝撃的なラストから、慌ただしく事件と人間関係が交錯して濃厚な回でした。犯罪は犯罪として、家族とは何かを問いかける回でもありました。BAUはプライベートで問題を抱えている人間が多いし、これから最終回までの間に、それぞれの問題に解決の道が示されるのでしょうか。ファイナルという事で。
Criminal Minds
デヴィッド・ロッシ /ジョー・マンテーニャ 小川真司→菅生隆之
エミリー・プレンティス /パジェット・ブリュースター 深見梨加
Dr.スペンサー・リード /マシュー・グレイ・ギュブラー 森久保祥太郎
ジェニファー・ジャロウ(JJ)/A・J・クック 園崎未恵
ペネロープ・ガルシア /カーステン・ヴァングスネス 斉藤貴美子
Dr.タラ・ルイス /アイシャ・タイラー 塩田朋子
ルーク・アルヴェス /アダム・ロドリゲス 阪口周平
マシュー・シモンズ /ダニエル・ヘニー 中川慶一
アーロン・ホッチナー /トーマス・ギブソン 森田順平
デレク・モーガン /シェマー・ムーア 咲野俊介
ケイト・キャラハン /ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 小松由佳
アレックス・ブレイク /ジーン・トリプルホーン 安藤麻吹
エリン・ストラウス /ジェイン・アトキンソン 野沢由香里
ウィリアム・ラモンテーン・ジュニア /ジョシュ・スチュワート 加瀬康之
エリザベス“ベス”クレモンズ /ベラミー・ヤング
ケヴィン・リンチ /ニコラス・ブレンドン 鳥海勝美
アシュレイ・シーヴァー /レイチェル・ニコルズ 竹田まどか
ジョーダン・トッド /ミータ・ゴールディング 林真里花
エル・グリーナウェイ /ローラ・グラウディーニ 山像かおり
スティーヴン・ウォーカー /デイモン・ガプトン 乃村健次
ジェイソン・ギデオン /マンディ・パティンキン 有本欽隆
マテオ”マット”クルーズ /イーサイ・モラレス 金光宣明

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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