プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 #2 家族殺し

マルコムが夢に見る「箱の中の女」とは?両親は彼に何を隠しているのか?
#2 家族殺し
父親と再会して以来、マルコムは悪夢を通して「箱の中の女」に関する記憶を少しずつ取り戻していた。そんな中、ブルックリンハイツで家族4人が殺される事件が発生。再びギルの捜査協力要請で現場に向かうマルコム。4人は夕食の席で毒殺されており、父親のアリストスは口を縫い付けられた上、腹部を切開された痕まであった。マルコムは「家族皆殺しタイプ」の犯人だと判断、アリストスにほかの家族がいないか調べるが……。
息子と娘を支配したいだけの嫌な母親。息子が口を開こうとすると言葉をかぶせて来る、絶対に自分の意見に逆らう言動は許さない。女トランプのようだ。
四人の家族が殺された。マルコムはコンサルタントとして現場に呼ばれるが、ギル以外の人間は嫌悪を露わにする。検査官のイドリサのみがマルコムに異様に好意的。マルコムは父親アリストスを苦しめるのがこの殺人の目的だったと推察する。父親は家族の死を無理やり見せられ、最後に毒殺された。犯人は家族の知り合いの可能性。
マルコムに電話がかかって来る。マルコムは驚く。獄中の父親マーティンから。「優秀な医者」だから電話を使う時間が与えられているという。マーティンの部屋のTVには娘のエインズリーが映っている。殺人の捜査を手助けするという。
マルコムは電話を切る。ギルは不審に思う。
アリストスの口から蛇が出て来る。腹に仕込まれていた。イドリサが襲われるがマルコムが機転を利かせて助ける。それを見てダニ、JTも彼を事件の捜査にマルコムが関与する事を認める。
犯人は家族として受け入れられなかった隠し子。
事件の合間に、父親からの執拗な電話、マルコムの過去に封じられた箱の中の女の記憶、だが父も母も周囲も「箱の中の女」などいなかったとマルコムに言う。
マルコムの記憶が徐々に戻りつつある。真実を知っているのは父親だけ。「思い出さない方がいい」とマーティンは言うが。マーティンを見張っている黒人男性は母親ジェシカの手先。マルコムが来た事を逐一報告していた。妹のエインズリーも母親の味方のようだ。
殺された家族、自分の家族を殺して自殺しようとした男、そしてマルコムの家族。事件に絡むマルコムとマーティン、そしてシェシカの思惑が面白い。一見、事件を解決するだけのドラマに見えて、マルコムの自分探しの旅の様相を呈して来ている。
wowowにて視聴。
Prodigal Son
CAST
マルコム・ブライト トム・ペイン 武藤正史
マーティン・ウィットリー マイケル・シーン 高木渉
ギル・アローヨ ルー・ダイアモンド・フィリップス てらそままさき
ジェシカ・ウィットリー ベラミー・ヤング 加藤有生子
エインズリー・ウィットリー ハルストン・セイジ 森なな子
ダニ・パウエル オーロラ・ペリノー 品田美穂
JT・ターメル フランク・ハーツ 安齋龍太
イドリサ・タナカ ケイコ・アゲナ 榊原奈諸子

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