映画「サイレント・トーキョー」感想

とにかく浅い。同じテーマなら「相棒」のSPの方が数倍マシ。
平和ボケで能天気のパリピとユーチューバー達が、警察の警告を無視して爆弾で吹き飛ばされるのはいいが、中途半端でリアルさも爽快感もない。もっと緊迫感がある場面にしないと怒りは伝わらない。そう、何もかも中途半端。犯人の心の痛みも上っ面だけ。絵空事をうわごとで言っているだけ。総理の会見も似たり寄ったり。
西島秀俊なのか、中村倫也なのか、ADの葛藤なのか。焦点がいくつもあり過ぎて、どれもぼやけた印象しか残らない。どれかにしっかりと視点を据えて、それと犯人との対比にした方が良かったと思う。
戦地の女の子と自衛隊員の会話、良くあるパターンで作りました、ですよね。本当は戦争の悲惨さを描く気はありませんでしたと白状しているようなもの。ファッションでベジタリアンやってますみたいなノリにしか見えない。オカネ持った人が映画の事はわからないのに余計な口出しして、現場がやる気なくしたまま作ったような映画。実際はどうだか知らんけど。
これだから邦画は・・と肩をすくめて言いたくなる典型のような映画。
STAFF
監督 波多野貴文
原作 秦建日子
脚本 山浦雅大
企画 阿比留一彦 紀伊宗之
エグゼクティブプロデューサー 石黒研三 安藤親広
プロデューサー 在原遥子 川田亮 長谷川晴彦 小柳智則
音楽プロデューサー 津島玄一 水田大介
編集 穗垣順之助
音楽 大間々昂
CAST
朝比奈仁 佐藤浩市
山口アイコ 石田ゆり子
世田志乃夫 西島秀俊
須永基樹 中村倫也
高梨真奈美 広瀬アリス
来栖公太 井之脇海
1日で浅草、恵比寿、渋谷、東京タワー、レインボーブリッジ観光って。初めて東京に来た人でもそんな無茶はしないと思うスケジュールだと思うのですが。それも恵比寿で買い物って?外人観光客だけに人気の、日本人がいかない日本の有名店みたいな扱いなのかな?都民以外には、六本木とか秋葉原とか銀座より、恵比寿の方が有名なのかな。何か謎過ぎる。
西島秀俊さんはカッコいいと思う。もっと活躍して欲しかった。佐藤浩市さんはお父さんに似て来ましたね。中村倫也さんは今回の役のお手本はデスノのLなのかな。

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