ワンダヴィジョン 第1-2話 感想

マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ
舞台は「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の世界。夫婦として幸せに暮らすワンダとヴィジョン。60年代のアメリカのような生活。だが・・
episode.1
公開収録でお送りします Filmed Before a Live Studio Audience
モノクロで画面の比率も16:9ではなく4:3。シチュエーション・コメディ、いわゆるシットコムと呼ばれる形式のドラマ仕立て。途中で笑い声や拍手が入る。懐かしの「奥様は魔女」のワンダ版というべきか。とにかくワンダが可愛い。エリザベス・オルセンがこんな面白い役者とは。ポール・ベタニーもいい味を出している。長身で長い手足を持て余している雰囲気が、サマンサの愛するダーリンのようだ。
可愛い奥様ワンダ、有能な旦那様ヴィジョン。
全体はコメディ。だが何処か違和感があるのは、ワンダとヴィジョンが過去を忘れている事、周囲の人物がたまに不自然であるせいだろう。隣のアグネスもヴィジョンの上司のハート氏もハート夫人も。笑い声は入るけれど、だんだんと笑うのをためらうような、心底笑えない気持ちになって来る。
ヴィジョンとワンダの不幸な結末を知っていると、2人の幸せそうな様子に「こうなって欲しかった」と思うと同時に、これはワンダの願望の世界ではないかという疑惑が沸きあがって来る。ワンダの能力を考えるに・・いや、今は幸福な2人を観るだけでいいのかも知れない。真実は、今後の展開で明らかになっていくのだろう。
episode.2
チャンネルはそのまま Don't Touch That Dial
OPのモノクロのアニメも面白い。これもあえて昔風。町に溶け込むために、町の行事に協力したり、町の有力者夫人ドッティに気に入られるように苦労するワンダ。ヴィジョンも男性陣に溶け込もうとして、貰ったガムを飲み込んでしまい、機械にガムが絡んでおかしくなってしまう。
モノクロの世界で、庭先に落ちて来るヘリコプターのおもちゃ(アイアンマンを思わせる赤と金色)とドッティの傷の血にだけ色がある。ラジオからワンダを呼ぶ声がする。妙な音もしてくる。ワンダの世界が崩壊する兆しなのか。ワンダがガムを取り除き、ヴィジョンは元に戻る。ワンダは妊娠している?「全部、現実だ」ヴィジョンはいう。世界は色彩を取り戻していく。
謎の声がする。「誰の指示でやっているんだ?ワンダ」
次回に更なる謎が出て来るのか、謎解きがあるのか。トースターや時計のCMにもネタが盛り込まれているようだし、そろそろ何が起きているかの種明かしがされるのか。まだしばらくシットコム形式が続いても面白いとは思うが、少々全体が重くなって来た。次のステップに行って欲しい気もする。
WandaVision
STAFF
監督 マット・シャクマン
原案 ジャック・スカエファー
脚本 ジャック・スカエファー
作曲 クリストフ・ベック
製作 マーベル・スタジオ
配給 ディズニー・メディア・ディストリビューション
CAST
ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ エリザベス・オルセン 行成とあ
ヴィジョン ポール・ベタニー 加瀬康之
モニカ・ランボー テヨナ・パリス 村中知
アグネス キャスリン・ハーン 林真里花
ジミー・ウー ランドール・パーク 松本忍
アーサー・ハート フレッド・メラメッド 高岡瓶々
ハート夫人 デブラ・ジョー・ラップ 定岡小百合
ベヴァリー ジョリーン・パーディ れいみ
ノーム アシフ・アリ 藤田大助
ドッティ・ジョーンズ エマ・コールフィールド・フォード山田みほ
Disney+にて鑑賞

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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