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ワンダヴィジョン 第7-9話 感想

☆もるがん☆

wv

マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ

ワンダとヴィジョンの物語の結末は・・

episode.7
第4の壁を破って Breaking the Fourth Wall


ワンダ、誰に話しかけている?視聴者に?具合が悪いらしい。ヘックスの領域を広げて力を使い過ぎた後遺症なのか?ビリーとトミーは相変わらず元気だが、何となく母親の異変を感じている。アグネスが双子を家に連れて行く。ひとりになったワンダの周囲で、世界が壊れかけている。

外には逃げ延びたヘイワードが悪だくみを勧める。ウーとモニカはへイワードがヴィションの遺体を知覚兵器として改造しようと計画しているのを突き止める。ヘックスの中で復活したヴィジョンはダーシーがサーカス団員になっているのを見つける。ヴィジョンに洗脳を解かれたダーシーは彼とサーカスを逃げ出す。ヴィジョンは自分の生まれた経緯と死んだ時の事をダーシーに教えられる。何かに邪魔されてワンダに所に辿り着けない。

モニカは特殊な装甲車で再度ヘックスへの侵入を試みる。車は大破するが、モニカは再度、単身で突入を試みる。様々な声が聴こえる、亡き母、キャプテン・マーベル?モニカの身体に異変が起きる。目が光る。モニカはワンダの家に辿り着き、ワンダを説得しようとするが、アグネスに邪魔される。

ワンダはアグネスの地下に連れ込まれる。アグネスが正体を現す、魔女アガサ・ハークネス。世界の異変の裏に彼女がいた。モニカはアグネスの家の忍びこもうとするが、ピエトロに見つかってしまう。ピエトロはアガサの手下らしい。

カメラに向かって自分の事を話すワンダやヴィション、アガサの正体の説明は過去のシットコムの場面も入れてのミュージカル風。今回も凝った演出。心が壊れかけたワンダの演技がいい。ヴィジョンの普通の人間と人造人間の間を行き来する雰囲気もいい。ポール・ベタニーがいい。

CMは「ネクサス」という抗うつ剤。

episode.8
前回までは Previously On


1693年マサチューセッツ州セイラム。アガサがワンダを狙う目的がそこにある。アガサは仲間を裏切り、黒魔術を使った罪で、母親と仲間に殺されそうになるが、パワーを吸収する体質のおかげで救われる。そして逆に母と仲間を殺してしまう。

アガサにルーン魔術の結界で魔法を封じられてしまうワンダ。結界の中ではその結界を作った者だけが魔法を使える。アガサはワンダの力が欲しかった。同時に多くの人を操り現実を改変する能力を。子供の命と引き換えにその能力を発言する方法を教える事を要求するワンダ。ワンダに過去を見せるアガサ。両親とピエトロと暮らす家、仲良くシットコムを見る。ディック・ヴァン・ダイク。それはそのまま、あのワンダとヴィジョンが”演じていた”生活そのもの。

戦争の傷跡、両親は殺された。ワンダとピエトロと目の前にはスターク社製の爆弾が。死を覚悟する二人。「全部悪い夢なの」ワンダは無意識に爆弾を止めていた。ワンダは生まれながらに力を持っていた。だがワンダは気づいていなかった。ヒドラの施設で力に目覚めたとワンダは思っていた。ワンダはマインド・ストーンに触れたとたん、スカーレット・ウィッチの幻影を見る。アガサはマインド・ストーンに触れてワンダの力増大したのだという。

次にアガサはワンダとヴィジョンの姿を彼女に見せる。ピエトロが死んで、アベンジャーズの施設に監禁されていた時のワンダ。心を通わせる二人。彼の死後、ソードの本部でワンダは解体されるヴィジョンをヘイワードに見せられる。遺体に触れたものの、そこにヴィジョンを”感じなかった”ワンダはそのまま出て行った。そしてワンダがヴィジョンの遺体を盗んだというのは、ヘイワードの嘘だったと判明する。すべてをワンダのせいにして、ヘイワードはヴィジョンの遺体を手に入れたのだ。

ヴィジョンは何処にもいない。その悲しみが彼女の力を覚醒させた。

扉から外に飛び出すワンダ。そこには宙に浮く魔女アガサとアガサの魔力で首を絞められた双子が。アガサはいう、この世にありえないはずのカオス・マジックを使う魔女、ワンダこそが”スカーレット・ウィッチ”だと。

ヘイワードがヴィジョンを再起動していた。全身が白いヴィジョン。

episode.8
シリーズ最終回 The Series Finale


アガサはワンダの力を吸い取ろうとする。攻撃するほど不利になるワンダ。車をぶつけて反撃するが、アガサは消えてしまう。そして現れたのは白いヴィジョン。ワンダは本物のヴィジョンだと思って近づいてしまう。ホワイト・ヴィジョンはワンダの頭を握りつぶそうとする。ヘイワードにワンダ殺害を命令された、心を持たない機械の白いヴィジョン。

窮地を救ったのはワンダの作り出したヴィジョン。再び現れたアガサはその状況をせせら笑う。二人のヴィジョンの戦いが始まる。

ヘイワードは拘束したウー捜査官に勝ち誇り、自分がワンダからヴィジョンを取り戻したと皆に称賛されるだろうと言い、ウー捜査官の見通しの甘さ(ヴィジョンにひっかけて)をせせら笑う。「クワンティコの友人が黙ってはいない」とウー捜査官。クワンティコといえばFBIの事だと、海外ドラマ好きならすぐに解る。監禁されたものの、あっさりと手錠をはずし、隠し持っていたスマホでFBIに連絡する。部下も間抜け。自分の悪事をベラベラしゃべるヘイワードに従っている程度の奴らだから仕方ないのか。

アガサは禁断の書「ダークホールド」にスカーレット・ウィッチの事が書かれているという。至高の魔術師、生まれるのではなく作られる存在。何かいきなりペラペラと設定をしゃべりだす、それも洗剤の看板の前で。凄くシュールです。緊迫してもいい場面なのですが。ワンダは自分は魔女ではないと言い張る。でもアガサはおかまいなし。アガサは町の人々の洗脳を解いた。解放された人々はワンダに迫って来る。解放しないなら死なせてと。

モニカは偽ピエトロのネックレスが洗脳のアイテムだと見破り、それを奪い、彼を本来のラルフに戻して脱出する。

ワンダはヘックスに裂け目を作って人々を逃がすが、待ち構えていたヘイワード達が侵入する。ヴィジョンと双子も消え始める。ワンダは家族の為にヘックスを閉じる。家族の崩壊は止まったが、敵は増えた。ワンダの力を吸収したアガサは強くなり、ヘイワード達が迫って来る。4人の家族は闘う決意を固める。ヴィジョンは白いヴィジョンと、ワンダはアガサと。ビリーが兵士の動きを止め、トミーが光速で武器を奪う。

ヘイワードは子供たちに銃を向ける。ためらわずに撃つ。間に割って入ったモニカに銃弾が。だが銃弾は勢いを失い、彼女は無傷。それた弾丸もビリーが止める。ヘイワードは車で逃げようとするが、ダーシーのトラックが突っ込んで阻止する。キャラクターを余すところなく使う、マーベルらしいやり方。

白いヴィジョンに与えられた命令はヴィジョンの破壊。だがヴィジョンは自分は”限定的な”ヴィジョンだという。白いヴィジョンは攻撃をやめて説明を求める。そのあたり融通のきかない機械らしくていい。ヴィジョンは「テセウスの船」を例にする。白いヴィジョンは元の身体はあってもマインドストーンも記憶もない。ヴィジョンは元の身体はないが、積み重ねて来た記憶がある。兵器として制御するため、白いヴィジョンはデータはあるものの過去の記録へのアクセスを禁じられていた。ヴィジョンはそれを解放する。白いヴィジョンは思い出す。生まれ、愛し、死んだ記憶を。そして去って行く。

過去のセイラムの世界に、ワンダとアガサはいる。かつてアガサに殺された魔女たちがゾンビとなってワンダを捕まえる。ワンダこそが世界を滅ぼすスカーレット・ウィッチだと。アガサは力をすべて渡せば家族と幸せに暮らせるという。ワンダの額に赤い冠、スカーレット・ウィッチの証が浮かび上がる。

ワンダは魔女たちを吹き飛ばし、アガサに向かう。2人は元の町に戻って来る。ワンダとアガサの戦いを見上げるヴィジョンと双子。ワンダの攻撃を吸い取り、笑うアガサ。すべてを吸い取られ、骸骨のようになったワンダ。ワンダに止めを刺そうとするアガサ、だが魔法が使えない。ワンダは元の姿に戻っている。ヘックスの壁にルーンが刻まれている。ルーン文字の結界の中ではその結界を作った者だけが魔法を使える。アガサの使った魔法を、ワンダがやり返したのだ。ワンダの額にふたたび赤い冠が。アガサの魔力を吸い取ったワンダの姿は、伝説のスカーレット・ウィッチになる。ワンダはアガサを”アグネス”、この町の住人にする。

ヘックスが消えていく。町は元に戻っていく。

家族は家に帰る。そこで最後の時を迎える。子供たちをベッドに入れて「家族の絆は永遠」とワンダは言い聞かせる。階下でワンダとヴィジョンも別れを告げる。幸せだった暮らしはもう消えてしまう。優しい夫も愛しい人も消えてしまう。でも「きっとまた会える」それは二人の希望。

何もかも消えた、更地となった土地で立ち尽くすワンダ。

フードをかぶり歩きだす。町の人々が彼女を冷たい目で見ている。操られた憎悪は、雨の中の涙のように簡単に消え去るというものではないのでしょう。モニカはもし自分にワンダの力があれば母を生き返らせたかもしれないと、ワンダを慰める。ワンダは自分の力で二度と人々を苦しめないと、去って行く。

エンドロールの途中、ウー捜査官が現場を仕切り、ヘイワードが逮捕される場面となる。モニカは事情聴取のために映画館の中へ。連れて行った捜査官は実はスクラル人だった。彼女は母親の友人が待っていると天を指さす。スクラルと人いえば、ニック・フューリー、彼が超人となったモニカを手元に起きたくなっても無理はない。

エンドロールの後に、広大な自然の風景の中の一軒家のポーチで寛ぐワンダの姿が。カメラは家の奥へと進んでいく。奥にスカーレット・ウィッチがいる赤い炎中で、あの禁断の書を広げている。「ママ、助けて」「ママ、お願い」双子の声が響く・・・・


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面白かったです!シットコム仕立て、奇妙なCMなど、演出も凝りに凝っていましたが、エリザベス・オルセンとポール・ベタニーがとても良かった。特に映画では素顔を見せる事はほとんどなかったヴィジョンが、普通の人間の姿で登場するのが良かった。悪役の印象の強いポール・ベタニーがこんなにも優しくコミカルな夫(「奥様は魔女」のダーリンのような)を演じるなんて!とても魅力的でした。魔女などの説明や回収されていない伏線(ウー捜査官の探していた証人など)は、全体の面白さから見れば些細な事です。

X-MEN版ピエトロの登場もファンには嬉しいものでした。

しかし人間は歳をとります。シリーズをいつまでも見たいと思っても、それは無理、どうしても生身である役者さんは老いていきます。それはどうしようもない。ハリポタだって胸毛のあるハリーなんて見たくなかった。仕方ない事です。ワンダとヴィジョンの笑顔が、この作品で残された事はとても素晴らしいと思うのです。そう思いつつ、やはり続きが見たくなるのが、ファンの心理というものでしょう。

大人になったビリーとトミーが活躍するマーベル作品も見たいものです。

エリザベス・オルセン直筆サイン入り写真 証明書付き

WandaVision

STAFF
監督 マット・シャクマン
原案 ジャック・スカエファー
脚本 ジャック・スカエファー
作曲 クリストフ・ベック
製作 マーベル・スタジオ
配給 ディズニー・メディア・ディストリビューション

CAST
ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ エリザベス・オルセン 行成とあ
ヴィジョン ポール・ベタニー 加瀬康之
モニカ・ランボー テヨナ・パリス 村中知
アグネス キャスリン・ハーン 林真里花
ダーシー・ルイス カット・デニングス 田村睦心
ジミー・ウー ランドール・パーク 松本忍
アーサー・ハート フレッド・メラメッド 高岡瓶々
ハート夫人 デブラ・ジョー・ラップ 定岡小百合
ハーブ デビッド・ペイトン 武田太一
ノーム アシフ・アリ 藤田大助
フィル・ジョーンズ デイビット・レンゲル 越後屋コースケ
ベヴァリー ジョリーン・パーディ れいみ
ドッティ・ジョーンズ エマ・コールフィールド・フォード 山田みほ
ジェラルディン テヨナ・パリス 村中知
タイラー・ヘイワード ジョシュ・スタンバーグ 相沢まさき

Disney+にて鑑賞


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