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映画「ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット」感想

☆もるがん☆

ザック・スナイダーカット

キャラクターの背景を深掘り、迫力増し増しのアクション堪能の良作。

ジョス・ウェドンにも言い分はあると思います。何せ劇場版に比べたら三部作といって良いような長編となっていますし。当初の公開の長さにするには削りまくるしかなかったと。それでも評価の異なる一番の理由は、根本的なキャラクターへの思い入れの違い、それがスナイダーカットで露わになったのが大きいと思われます。

242分の内訳は以下の通り

パート1 諦めろ バットマン
パート2 ヒーローの時代
パート3 最愛の母 最愛の息子
パート4 チェンジ・マシン
パート5 王家の家来
パート6 暗い何か

エピローグ 2度 父親に


最後にザック・スナイダーのインタビュー映像も入っていました。

大まかなストーリーは劇場版と変わりませんが、サイボーグの両親との関係や、フラッシュが父の無実をはらそうとしている事や彼の能力が問題解決の鍵になる事などが、よりわかりやすく描かれています。劇場だと早送りになってしまったヒーロー達の事情がわかる事で、彼等への愛着がより深くなる仕組みです。

ステッペンウルフの小者的な悪役ぶりにも磨きがかかっていました。

長い歴史のあるコミックですから、どうしても今となっては古めかしい部分もあるわけです。たとえばサイボーグというそのものずばりのネーミングとか。そのあたりをどうブラッシュアップしてくるのかというのも見所ではあります。

チームとして、彼らがひとつの家族的な雰囲気を感じさせるのは、それぞれにヒーローネームはあるわけですが、呼び合うのは名前なのですよね。ビクターとかバリーとかアーサーとか。互いに敬意を払っているのが感じられます。

スーパーマンの復活劇は、雑だという話はありますが、元がコミックだからそんな事はいいんだよ的な力技、そして愛が勝つ。クラークの実家を買い戻すのではなく、実家を取り上げた銀行ごと買ったという、特殊能力は「リッチ」であるウェイン様、今回も笑えました。

戦闘も物語も見応えあり、この続きがみたいと思える出来。

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(吹替版)

STAFF
監督 ザック・スナイダー
脚本 クリス・テリオ
原案 クリス・テリオ ザック・スナイダー ウィル・ビール
原作 DCコミックス
製作 チャールズ・ローヴェン デボラ・スナイダー
音楽 トム・ホーケンバーグ
撮影 ファビアン・ワグナー
編集 デヴィッド・ブレナー
制作会社 ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ DCフィルムズ アトラス・エンターテインメント ザ・ストーン・クアリー
配給 HBO Max ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

CAST
ブルース・ウェイン / バットマン ベン・アフレック 小原雅人
カル・エル / クラーク・ケント / スーパーマン ヘンリー・カヴィル 星野貴紀
ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン ガル・ガドット 甲斐田裕子
バリー・アレン / フラッシュ エズラ・ミラー 細谷佳正
アーサー・カリー / アクアマン ジェイソン・モモア 安元洋貴
ビクター・ストーン / サイボーグ レイ・フィッシャー 諏訪部順一

ロイス・レイン エイミー・アダムス 中村千絵
アルフレッド・ペニーワース ジェレミー・アイアンズ 金尾哲夫
マーサ・ケント ダイアン・レイン 塩田朋子
ヒッポリタ女王 コニー・ニールセン 榊原良子
メナリッペ リサ・ローベン・コングスリ 行成とあ
ヌイディス・バルコ ウィレム・デフォー 多田野曜平
ジェームズ・ゴードン J・K・シモンズ 立川三貴
ステッペンウルフ キアラン・ハインズ 壤晴彦
レックス・ルーサーJr. ジェシー・アイゼンバーグ 神谷浩史
メラ アンバー・ハード 田中理恵
サイラス・ストーン ジョー・モートン 楠見尚己
エリノア・ストーン カレン・ブライソン
ジョン・ジョンズ / カルヴィン・スワンウィック国務長官 / マーシャン・マンハンター
ユクサス / ダークサイド レイ・ポーター 土師孝也
スレイド・ウィルソン / デスストローク ジョー・マンガニエロ 遠藤大智
ジョーカー ジャレッド・レト 子安武人
ジョナサン・ケント ケヴィン・コスナー(声)内田直哉
ヘンリー・アレン ビリー・クラダップ 各務立基


どうしてもアベンジャーズと比較されてしまうわけですが。アイアンマンとバットマンが大金持ち、スパイダーマンとフラッシュが似た立ち位置だとか。でもキャラクターの個性は、どちらのチームもそれぞれに際立っているので、観る側としては、両方とも楽しめるのが嬉しいのですよね。

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Posted by☆もるがん☆
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