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映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」感想

☆もるがん☆

007

00は非情のライセンス。そして最後に残ったのは・・

「カジノ・ロワイヤル」からの4作の物語の終焉。ブロフェルドを確保、彼とボンドとの確執は終わったかに見えたが。

今作はマドレーヌの過去から始まる。

能面の男が、幼いマドレーヌと母親の家を襲撃する。彼はミスター・ホワイトに家族を殺された復讐だという。ここでマドレーヌの出自が明らかになる。マドレーヌはジェームズの宿敵の娘。母親は殺され、マドレーヌは男を銃で撃つ。負傷した男に追いかけられ、凍った湖の上を逃げるマドレーヌ、氷が割れ、マドレーヌは湖の中へ。男はマドレーヌの命を救う。それは未来に続く復讐の為だった。

「スペクター」の直後、イタリアでマドレーヌとのバカンスを楽しむジェームズ。マドレーヌはジェームズにかつての恋人ヴェスパーを忘れて欲しいと頼む。願いをかなえてくれたら、自分の秘密を明かすと。ヴェスパーの墓へとひとり赴き、過去と訣別しようとするジェームズ。だが、墓が爆発し、ジェームズは謎の集団に襲われる。逃げ延びたジェームズはマドレーヌが裏切ったと思い、彼女との別れを選択。

そして5年の月日が流れ・・・引退生活を送っていたジェームズの元に、新たな依頼が。

ダニエル・クレイグ、最後のジェームズ・ボンド。各所に力の入った作品に仕上がっていました。ボンドとマドレーヌの話が中心になるので、今回の敵であるサフィンの影が薄くなってしまったのは仕方ない事。能面から始まって、枯山水風の庭、和風座卓、座布団、作務衣風の衣裳など、日本趣味のサフィン。ラミ・マレックも良い役者ですが、悪役としては描かれ不足なのが惜しい。義眼の悪役も、もうちょっと凄味が欲しかったかな。

それにしても毒物も細菌もナノマシンもそれぞれ違うのに、兵器という事で同一に語られてしまうのはどうかとも思うのですが、そこは次々と展開する場面やアクションが楽しくて、「細けぇ事は、どうでもいいんだよ」という事で。

ブロマイド写真★ダニエル・クレイグ/『007 スペクター』/ボンドとアストンマーティン・DB10/【ノーブランド品】


ボンドがカッコいい!!

ラフなファッションからビシッと決めたスーツ姿、マティーニ、ギミック満載のアストンマーチンDB5などを乗りこなし(トヨタ車も強い)、変形するグライダーやら、Qの秘密兵器の時計にも活躍の場があったり。ドンドンバチバチ、これでもかの見せ場の連続。

(輸送機からサポートするQが、メタルギアのオタコンに思えて来る)

新しい”007”は黒人女性、彼女はボンドと行動を共にするうちに、彼にこそふさわしいと”007”のナンバーを返上。出番こそは少ないものの、美人でエロいボンドガールのパロマも、美人だけではないとばかりに激しいアクションを披露したりと、ポリコレ棒で叩かれない為の用意も周到。

再会したマドレーヌに幼い娘がいて、あまりにも定番のアレなのですが、これも最期に残すものの伏線としては、定番過ぎたとしても許せてしまうのですよ。あのブルーの瞳で。マドレーヌは最初は否定しますが、ボンドは解っていたかと。

命がけの任務の果てで、彼が救いたかったのは、愛する人と娘。それで良いのではないかと。

【Amazon.co.jp限定】007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (SHM-CD)(特典:メガジャケ付)

No Time to Die

STAFF
監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
脚本 ニール・パーヴィス ロバート・ウェイド キャリー・ジョージ・フクナガ フィービー・ウォーラー=ブリッジ
原作 イアン・フレミング
製作 バーバラ・ブロッコリ マイケル・G・ウィルソン
音楽 ハンス・ジマー
主題歌 「No Time To Die」ビリー・アイリッシュ
撮影 リヌス・サンドグレン 編集 トム・クロス エリオット・グレアム
製作会社 ダンジャック イーオン・プロダクションズ メトロ・ゴールドウィン・メイヤー ユナイテッド・アーティスツ ユニバーサル・ピクチャーズ
配給 ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング ユニバーサル・ピクチャーズ 東宝東和

CAST
ジェームズ・ボンド ダニエル・クレイグ 藤真秀
マドレーヌ・スワン レア・セドゥ 園崎未恵
リュートシファー・サフィン ラミ・マレック 中井和哉
ノーミ ラシャーナ・リンチ 斎賀みつき
M レイフ・ファインズ 原康義
Q ベン・ウィショー 川本克彦
イヴ・マネーペニー ナオミ・ハリス 杉本ゆう
ビル・タナー ロリー・キニア 白熊寛嗣
フェリックス・ライター ジェフリー・ライト 石田圭祐
ローガン・アッシュ ビリー・マグヌッセン 浪川大輔
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド クリストフ・ヴァルツ 山路和弘
ヴァルド・オブルチェフ デヴィッド・デンシック 多田野曜平
パロマ アナ・デ・アルマス 水樹奈々
プリモ ダリ・ベンサラ 安元洋貴
マティルド リサ=ドラ・ソネット


tea

帰りに「卵と私」でアイスロイヤルミルクティー。ダニエル・クレイグで”ロイヤル”と言えば、ロンドン五輪の開会式のエリザベス女王をエスコートするボンド。現実と虚構を上手く織り交ぜた映像は、さすが英国でした。



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Posted by☆もるがん☆
映画

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