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ドラマ「ムーンナイト」第1話 感想

☆もるがん☆

mn

MCUの異色のヒーローの物語。

古代エジプト博物館のギフトショップで働く気弱な青年スティーヴン・グラント。彼は睡眠障害を患っている。ベッドに片足を拘束し眠ったままうろつかないようにしている。

そして悪夢を見る。エジプト神話の幻獣アメミットを信奉する妙な宗教団体の教祖と信者に追いかけられる夢。彼らの宝物のスカラベをスティーヴンが奪ったというのだ。逃げる途中、怪しい声が聴こえ、スティーヴンは意識を失う。意識を取り戻すと追手が倒されていたり、銃を持っていたり、不可解な事が次々に起きる。あまりにもリアルな夢。

さらに自室の壁の隙間に見覚えのない携帯を発見する。着信記録に残っていたレイラという人物にリダイアルすると、彼女はスティーヴンを「マーク」と呼んだ。スティーヴンは混乱する。マークとは誰?

通勤途中に妙な影に追われるスティーヴン。飛び込んだ博物館であの教祖の姿を見かける。化け物に追いかけられ、またも逃げるスティーヴン。追い詰められた時、またも声が聴こえる。マークと名乗るその声は・・

Moon Knight Official Trailer Music - Day 'N' Nite (Moon Knight Soundtrack)

冒頭のイーサン・ホークが好奇心を搔き立てる。良い幕開け。

エキゾチックな古代エジプトの遺物が並ぶ博物館もいい。エジプト神話の絡むドラマの舞台として満点。スティーヴンが徹底的に情けない。この情けなさと運の悪さが、スティーヴンとマークの二面性を際立たせてくれるのだろうなと予想出来る。

昔は多重人格、今は解離性同一性障害。スティーヴンとマークの入れ替わりは、どうやらスティーヴンが眠ったり極限状態で意識を手放した時に行われるらしい。マークは無茶苦茶強い。だがスティーヴンに邪魔されて好きなように行動出来ない事に苛立っているようだ。

イーサン・ホークが敵なのか味方なのか不明なのもいい。

謎を積み上げながら、テンポ良く進む。誘った覚えのない同僚とのデートなどコミカルな場面もハードな内容が続く中で一息つけて助かる。最後は主人公のヒーローをチラ見せ。これも良いですね、続きが見たくなるではありませんか。デザインは頭のフードのようなものと顔のデザインが、少しシリアスから別の面にいってしまいそうな。ウルトラマンの新作を見るたびに感じる違和感と似たようなものかも知れない。やがて慣れてしまうのでしょうが。

とは言うものの、これは次回が楽しみなドラマ。

しかしマーベルというかディズニーというか、実に贅沢にドラマを作ってくれますね。色々とドラマに関してのハードルが上がって困ります。いいぞもっとやれの意味で。

Disney+にて視聴

Moon Knight Vol. 1: Midnight Mission

Moon Knight

STAFF

原作 ダグ・モエンチ ドン・パーリン『ムーンナイト』
監督 アーロン・ムーアヘッド、ジャスティン・ベンソン
製作総指揮 ケヴィン・ファイギ ルイス・デスポジート ヴィクトリア・アロンソ ブラッド・ウィンダーバウム オスカー・アイザック モハメド・ディアブ ジェレミー・スレイター
製作 マーベル・スタジオ
配給 ディズニー・メディア・ディストリビューション

CAST
スティーヴン・グラント / マーク・スペクター / ムーンナイト オスカー・アイザック 関智一
レイラ メイ・カラマウィ 小松未可子
アーサー・ハロウ イーサン・ホーク 咲野俊介


SWのダメロンはあまり良い印象がないけれど、あれはオスカー・アイザックのせいではなく、脚本や色々と他の要素のせいでしょう。関さん、頼りないスティーヴンがマークになるといきなり良い声になるのがさすがです。咲野さん、いつもながら良い感じ。

アメミットとかマアトの天秤とかアヌビスとか、エジプト神話好きにはたまりません。

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