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ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」season1 第6話 感想

☆もるがん☆

obsw

シーズン1の最終話。オビ=ワンは希望の子供たちを救えるのか。

やはりリーヴァは生きていた。タトゥーインでオーウェンを探している。一方反乱分子の船はベイダーの追撃を受けていた。ローケンはテッセンへ行ってそこから脱出するというが、オビ=ワンは不満顔、レイア優先で他の民はどうでもいいのか、器が小さく見えるぞ。

ハジャがしっかりとレイアの隣にいるのが微笑ましい。子守、ご苦労さま。

ルークとオーウェンが市場で買い物をしている。リーヴァがオーウェンを探していると市場の男が忠告に来る。オーウェンは逃げようと妻のベルにいうが、ベルはここで戦うべきだと武器を取り出して夫に渡す。さすがジェダイの血を引く奥様、度胸があります。

オビ=ワンが船を出て時間を稼ぎ、皆を逃がそうとする。ハジャにレイアを故郷に連れて行くように頼んで。偽ジェダイのハジャはハジャなりに役目を果たそうとしている。オビ=ワンと離れるのを嫌がるレイア。元はオビ=ワンのいう事を聞かず騒動を起したのが原因なのだが。ここでもお姫様はフリーダム。それでもハジャはレイアを説得する。ハジャには何故か信頼を寄せているようだ。

レイアは戻って来て欲しいと。オビ=ワンは約束する。

クワイ=ガンに呼びかけるオビ=ワン。行かなくていいとローケンはいう。それでもオビ=ワンは行くという。それはベイダーとの決着のため。大尋問官は反乱分子を追うように提言するが、ベイダーはオビ=ワンの乗った小型船を追う命令を下す。それがベイダーの弱点、そしてひとりでオビ=ワンの船を追う。大尋問官は「こいつ、またこれかよ」的な雰囲気。

オーウェンとベルはルークを家の奥へと匿う。やって来たリーヴァの赤いライトセーバーが禍々しく光る。何をしに来たリーヴァ。2人はリーヴァを撃つ。

ベイダーとオビ=ワンも再び対決する。赤と青のライトセーバーがぶつかりあう。前回よりは動きの良いオビ=ワン。ベイダーはオビ=ワンの力が戻った事を知るが「まだ弱さがみえる」と笑う。「だからこそお前は私に負ける」と。穴の中に生き埋めにされるオビ=ワン。だがまた止めをさす事なく去って行く。この師弟の詰めが甘い性格は治らない。

リーヴァは望みは「正義」だと言いながらオーウェンを倒す。最初からケンカ越しにならず、どうしてルークを狙うのか、話し合うという選択肢はないらしい。話し合いなど無駄な世界で生きて来たからかも知れない。ベルも倒され、ルークは脱出し、砂漠を逃げていく。

もがくオビ=ワン。木霊する若き日のオビ=ワンとアナキンの声、レイアの笑顔、オビ=ワンはフォースで岩をどけ、外へと出る。ベイダーに迫るオビ=ワン。まったく詰めが甘いから。フォースで岩を動かし、ベイダーにぶつけるオビ=ワン。ベイダーも反撃する。

リーヴァはルークを追う。

オビ=ワンの必死のフォースがベイダーの機械の身体を傷つけ、一撃がヘルメットを砕く。その下からアナキンの変わり果てた顔が現れる。思わずアナキン・・と呼びかけるオビ=ワン。だがベイダーはいう。「アナキン・スカイウォーカーを殺したのは・・私だ」と。アナキンの光の心は闇に食われて死んだのだ。そしてまたとどめをささずにオビ=ワンは去って行く。もうね、この繰り返し、どうにかして欲しい。

というか、本当にベイダーをひとりで行かせる帝国の間抜けっぷりもどうにかしてる。重要人物だよ?こっそりとでも護衛をつけるとかないの?それともベイダーに徹底的に人望がなかったのかな。

足元の不確かな闇夜を逃げ回るうち、穴を転げ落ち、気を失うルーク。リーヴァはライトセーバーを振りかざすが、ジェダイ候補生をアナキンが殺しに来た時の事を思い出す。あの時の自分とルークが重なる。それにしても、どうしてリーヴァはルークにそこまで執着して殺そうとしたのだろう。通信機の記録から彼がベイダーの息子だと知ったから?良くわからない。帝国に見限られた以上、ルークを殺しても何の得にもならない。

あっさりとタトゥーインに到着してしまうオビ=ワン。凄いな、小型船。

オビ=ワンは夫妻にルークの事を訪ねる。そこにリーヴァが意識のないルークを連れて来る。自分で追いかけまわして連れ帰る意味がわからない。リーヴァは泣く、ルークを殺せなかったと。仇を討てなかったと。うーん、何か感動させようとしてるけど、根拠が薄すぎる。リーヴァが改心する流れだろうけど。オビ=ワンはいう。「もう自由だ、お互いに」と。

いや、ベイダーは死んでないし。皇帝にオビ=ワンを思う気持ちが残っている、それが弱さになっていると見抜かれている。もしそれがなければ、反乱分子を殲滅にいってたよね?ベイダーもまた自分の気持ちを偽っている。

無事に故郷に辿り着いたレイア。その腰にはターラのホルスターがある。オビ=ワンが船から降りて来る。でもレイアの関心はオビ=ワンと一緒にいたローラの方へ。おいおい、オビ=ワンよりそっち?

レイアに本当の父と母に似ていると告げるオビ=ワン、その名前も素性も今は明かせないが。でもレイアにはわかっている、今の自分には育ての父と母がいると、大切にしてくれていると。

最近はMay the force be with you!を「フォースと共にあれ」というけれど、やっぱり「フォースが共にあらんことを」の方がしっくり来る。そのあたりは大人の事情があるのだろうけれど。

すっかり若々しくなったオビ=ワンが住居をかたずけている。何処かに旅立つようだ。オーウェンはオビ=ワンを歓迎はしない。「もう来ない、あの子を頼む」とオビ=ワンはいう。でもその後もこっそりとルークを見守っていくよね?そうでないと、EP4にならない。

ついにオビ=ワンは、マスター・クワイ=ガンと出会う。常に共にいたとクワイ=ガンはいう。こうしてオビ=ワンの旅は続いていく。メデタシメデタシ。


スターウォーズの物語を再現してくれたという点では、あの黒歴史的な7.8.9よりは楽しめたけれど、脚本の雑さが気になった。何だかどのキャラもゆるゆる過ぎて必然がない。光と闇の両面を描くというものでもない。

アナキンとオビ=ワンがオリジナルキャストであったのが救い。ファンサービス的にはそれに尽きる。レイア姫が幼少時からヤバい性格だったのもわかる。確かに自信家で過激派だ。それが上手く生きたのは時代とお姫様という身分が助けてくれたから。今回も彼女の巻き添えで多くが犠牲になったが、長じて彼女の強情さが自分を育ててくれた星を丸ごと破壊されるという悲劇を生み出す。そうやって死屍累々の上に彼女は生きているという自覚がどこまであったのだろうか。帝国の罪は罪として。

あれ、ハジャはどうなったのかな。大切な姫を送り届けたのに「はい、ありがとう」で用無しで放り出されたのなら、この王様の能天気ぶりも行くところまで行ってる。だがそれ位の鈍感さがないと帝国への反逆は出来ないのかもしれないな。

色々あるけれど、オビ=ワンとベイダーのわちゃわちゃを又見たいので、次シーズンも期待。とどめをさせないパターンが続くのだとしても、黒歴史三部作よりも悪くなる事はないだろう。だって映画と違って配信は見たくなければ途中で止められるから。


Disney+にて視聴

Obi-Wan Kenobi

STAFF

原作 ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』
監督 デボラ・チョウ
テーマ曲作者 ジョン・ウィリアムズ
製作総指揮 キャスリーン・ケネディ Michelle Rejwan Deborah Chow ユアン・マクレガー ジョビー・ハロルド
撮影監督 チョン・ジョンフン
製作 ルーカスフィルム
配給 Disney Platform Distribution

CAST
オビ=ワン・ケノービ ユアン・マクレガー 森川智之
アナキン・スカイウォーカー / ダース・ベイダー ヘイデン・クリステンセン 浪川大輔
オーウェン・ラーズ ジョエル・エドガートン ルークの叔父 筒井巧
ベル・ホワイトサン・ラーズ ボニー・ピエス ルークの叔母 勝生真沙子
ベイル・オーガナ てらそままさき
ブレア・オーガナ 岡田恵
クワイ=ガン・ジン 津嘉山正種
ヨーダ 永井一郎

ダース・ベイダー 楠大典
リーヴァ / サード・シスター 村中知
大尋問官 咲野俊介
フィフス・ブラザー 木内秀信
フォーズ・シスター 丸山ナオミ

ハジャ・エストリー 杉田智和
ナリ 加藤将之
ヴェクト・ノクル 勝杏里
退役クローン・トルーパー 金田明夫
ターラ 坂井恭子
フレック 伊原正明


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