ウルトラマンデッカー 第1話 襲来の日 感想

主人公は煎餅屋
ウルトラマントリガーが地球の危機を救ってから数年後、人類の目は宇宙へと向けられていた—。そんな時、謎の球体・スフィアが襲来!地球への進撃が始まる。煎餅店の息子・アスミ カナタが、目の前で繰り広げられる惨状に、人々を守ることを決意した時、光に包まれる!!そして現れた姿は、新たなウルトラマン!?
トリガーがティガ、デッカーはダイナという流れ。
今回もやや暑苦しい主人公。見ていると無駄に身体に力が入るタイプ。今はそれがウケるという事なのだろうから、まあ、それは良しとして。他にもやたら力んでいる人ばかりなので、そのあたりはさらっと見た方が良さそう。ダンジョー、じゃない宅麻伸さんのような余裕ある大人がいてくれたらなぁ。
ウルトラも戦隊もライダーも大差がなくなって久しい世界で。
おもちゃにカートリッジやカードを差し込む。これももう仕方ない、そういう経済の上に成り立っているわけだから。それを避けるにはシン・ナントカになるしかないわけで。火星や街のシーンは合成がお安い感があるのは仕方ない。
でもやっぱりウルトラマンの戦闘シーンは見入ってしまう。
何でも楽しむ精神で見るわけですよ。もうね、それが一番。色々と言い出したらキリがない、楽しんでしまえば勝ちなんですよね。というわけで、地球の危機なのに、どういうわけか整列して棒立ちの防衛する側の皆さんとか、そういう所も楽しく見るという。
いやいや、人間、いざとなったら咄嗟には動けないでしょ、普通・・みたいな。
良かったのは、主人公の顔にウルトラマンの薄い顔がかぶって目がつりあがっているように見えるアレがなかった事。シーンによっては気分が壊されてしまう事もあったので、この先はわかりませんが少なくとも初回はなくて助かりました。
火星で何かが起き、地球にも結晶みたいなものが現れ、子機みたいのが無数に飛んで来る。TPUを取り巻く環境も、久しく怪獣が現れなかったので、喉元過ぎればというか、ゆるゆるになっているわけです。
主人公、陽気な煎餅屋は、いきなり銃を持って怪獣に突進、何か敵の結晶に取り込まれたはずが、そこでウルトラマンと出会って身体を貸してあげるという。良くわかりませんが、勇気ある行動をウルトラマンが認めてくれたみたいな、ここは様式美。
おもちゃとカードをもらって変身。あれ?どうなってんの?と戸惑ったのは一瞬、怪獣に向かっていくわけですよ。でもまだ戦い慣れない感じ、殴ったり蹴ったりするも、相手の攻撃もくらう。何とかやっつけたものの、地球はバリアで覆われて、入る事も出る事も出来なくなってしまう。つまり、主人公は商店街の福引きで当たって火星旅行にいった両親と離れ離れになってしまうわけです。お笑い成分が多い設定は、悲壮感を嫌う世の中の傾向を踏まえてなのでしょう。
シン・ウルトラマンを見た後だけに、さらに強く感じるのですが、今いかにしてウルトラマンを作るのかという、苦肉の策が満載なのですよ。
これを見守るのも、かつて祖師ヶ谷大蔵の円谷プロの前を通るたびに胸をときめかせた者の使命だと思うのですよ。たとえウルトラ5つの誓いが陳腐になってしまったとしても、正義とか勇気とか光とか、なくしてはいけないものを見守りたいと思うのです。
・・というわけで、トリガーのように、だんだんとこなれていくのかを見ていく予定です。そんなにウルトラマンが好きになったのかと言われれば、2万年前からYESと答えられると思うので。拗らせてます、はい。
カラータイマーが中央にないタイプ。
STAFF
メイン監督 武居正能
シリーズ構成 根元歳三
CAST
アスミ カナタ 松本大輝 GUTS-SELECT隊員
キリノ イチカ 村山優香 GUTS-SELECT隊員
リュウモン ソウマ 大地伸永 GUTS-SELECT隊員
カイザキ サワ 宮澤佐江 GUTS-SELECT隊員
ムラホシ タイジ 黄川田雅哉 GUTS-SELECT隊長
アサカゲ ユウイチロウ 小柳 友 地球平和同盟TPU所属
HANE2(CV)土田 大
火星の男性の声 本郷章
ウルトラマンデッカー 岩田栄慶
ウルトラマンデッカー変身時に響く「天の声」 梶原岳人
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