FINAL FANTASY 35周年コンサート

東京国際フォーラムAにて「FINAL FANTASY 35th Anniversary Distant Worlds: music from FINAL FANTASY Coral」
FFも35周年になるそうです。ファミコンからプレイステーション、そしてオンラインへ。舞台の背景の大きなスクリーンに映し出されるゲームの映像にもその進化が見て取れます。そして進化しつつも変わらずにFFを支えてくれた音楽たち。アーニー・ロスさんの指揮と司会で演奏は進んで行きます。
クリスタルに選ばれし光の戦士たちの冒険の数々を、懐かしく眺めながら。
FFの音楽がこれだけ認知された事に関しては「ディシディアFF」の存在も大きかったと思います。「この曲、こんなタイトルだったんだ」と興味を持った人も多かったのではないでしょうか。何よりも植松伸夫さんをはじめ、コンポーザーの皆さんの楽曲が印象的だったのもあるでしょう。
第1部
メドレー2022「FINAL FANTASY I~III」
悠久の風(FFIII)
赤い翼~バロン王国(FFIV)
ファイナルファンタジーIVメインテーマ
はるかなる故郷~思い出のオルゴール(FFV)
新しき世界(FFV)
迷いの森~魔列車~獣ヶ原(FFVI)
街角の子供達(FFVI)
FINAL FANTASY I~III バトルメロディー2022
第2部
Liberi Fatali(FFVIII)
Ragnarok(FFXI)
エアリスのテーマ(FFVII)
剣の一閃(FFXII)
素敵だね(FFX) 歌:RIKKI
APOCALYPSIS NOCTIS(FFXV)
閃光(FFXIII)
いつか帰るところ~Melodies Of Life(FFIX) 歌:白鳥英美子
天より降りし力(FFXIV)
FINAL FANTASY Main Theme with Choir
アンコール
ザナルカンドにて
片翼の天使
第1部はIからVIまで。何度もリメイクはされてますし、FFの基本としておさえておかねばならない(?)作品の数々。第2部はVII以降の世界。FFVIIACの映像はあったものの、基本的にFFなんちゃら的な派生の作品は扱っていません。王道のナンバリング、FF15までの世界です。35周年という事で、それぞれの作品の代表的な音楽をピックアップした内容。
生歌はFFXとFFIX。「素敵だね」はブレスがしにくい、とても歌うのが難しい歌。きれいな歌声がティーダを思うユウナの想いを伝えてくれるような。白鳥英美子さんの優しい歌声も素敵だね。
FFXはリメイクの映像より元の絵の方が好きなのですよね。ティーダのタッキーっぽさをあえて消したような絵柄、ユウナも顔が変わってしまっているし。全体のコントラストがきついように感じるのですよ。もっと文字通り夢を感じさせる茫洋さを残しておいて欲しかったというか。個人の感想です。
会場には祖堅さん、水田さん、崎元さん、下村さんも。
ラストはFFのメインテーマでエンドロールがスクリーンに流れます。ゲームをクリアした後、脱力したようになってエンディングを眺めていた時の事を懐かしく思い出しました。あの達成感と終わってしまった寂しさ、反射的に涙がこみあげてくるのですよね。今は後付けのDLやアップグレードなどもあったり、あの時の達成感は味わう事は出来なくなってしまいました。
それでも、思い出に涙する人々が会場のあちらこちらに。
そうそう、FF35周年のユニクロのTシャツをまとった光の戦士の姿も見かけました。それぞれに思い入れのある作品のTシャツなのでしょう。

私も何枚か買って、特典のトランプを貰いましたっけ。

ロビーに飾られていた天野喜孝氏のイラスト。FF35周年のレコードのジャケットの絵です。歴代の主人公とヴィランが描かれています。
コロナが世界を変えてしまい、入り口で検温、消毒、演奏中もマスク着用でした。この世界を救ってくれる光の戦士が現れて欲しいですね。
そういえば片翼の天使ですが、ゲームの時の歌詞は「塩酸しめじヒラメでめきん」ですが、FFVIIACでは「海苔かけて食べて健康です」なのです。歌詞が違うのです。それも知る人が少なくなったのは、時の流れ、リメイクも発売された事を思うに仕方ないのかなと。

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