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「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン1 第1話 感想

☆もるがん☆

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力の指輪とは「一つの指輪」「三つの指輪」「七つの指輪」「九つの指輪」の総称。「指輪物語」の数千年前となる中つ国第二紀が舞台。「指輪物語」巻末の「追補編」が主軸。全8話。

1. 過去の影

シリーズの第1話目。ガラドリエルは、いにしえの悪の復活に不安を募らせる。 アロンディルはあることに気づき不安を覚える。 エルロンドには重要な仕事が打診される。一方ノーリはハーフットの掟を破ってしまう。

幼いガラドリエルが作った紙の船。川に浮かべ走らせる。他のエルフの子が石を投げて沈ませてしまう。あれ?高貴なはずのエルフも下世話でイジメもあるようだ。ずいぶんと人間臭い。雰囲気は映画の世界の印象を壊さない出来。

そしてモルゴスが光を奪った。エルフは軍を結成、モルゴスと戦う為に中つ国へと旅立つ。何世紀もの戦争によって中つ国は荒廃した。積み上げられた兜の数だけエルフも死んだ。邪悪なオークがサウロンの配下となった。ガラドリエルの兄もサウロンに邪悪な刻印を刻まれ死んだ。ガラドリエルは兄の意志を継ぎ、サウロンを追った。だが長い年月の中で、エルフ族の中でさえサウロンとの戦いは忘れ去られ、遠い思い出となった。脅威は消え去ったと誰もが思い始めていた。

だがガラドリエルだけは極北の地にサウロンの砦があると信じていた。この頃のガラドリエルに、私達の知る気高い貴婦人の面影はない。遂にガラドリエルと彼女の部下はサウロンとオークがこもった砦の跡らしきものを見つける。だが雪トロルに襲われ死にかけたのに、なおも北に進もうとする頑固な彼女に、部下たちは見切りをつけて去って行く。美形は減り有色人種と女性キャラの増量にポリコレが香る。ガラドリエルが黒髪のアジアンにならなかっただけマシだったと思うべきか。

このあたりから主要人物の紹介に。

ホビットの祖先であるハーフッド。彼らは移動しながら隠れ住んでいる。少女ノーリは好奇心旺盛、親友のポピーと冒険に出かける。他の子達と違うノーリを親は心配している。外の世界に何があるか考えてばかりいるノーリ。

ハーフエルフのエルロンド。後の裂け谷のあるじも、この頃は純粋なエルフの中で差別を受けている。そしてガラドエリエルと仲良し。ガラドリエルは、サウロンが生きていると信じ、再びの出兵を上級王ギル=ガラドに願い出ようとしていた。だが王の命令を無視し、軍を危機に陥れた張本人のガラドリエルを王と言えども何度もかばう事は出来ない。エルロンドはガラドリエルを説得しようとするが、闇に世思を塗りつぶされたように周りの見えない彼女は、いう事を聞かない。王はガラドリエルと軍をねぎらい、不死の国ヴァリノールへ帰還する権利を与える。

サウロンを追い求めて命を落した兄の墓の前で、ガラドリエルはサウロンを見つけて倒すと、エルロンドにいう。敵は自分達が気をゆるめた時にやって来ると主張する。エルロンドはガラドリエルにヴァリノールへ帰るように説得しようとする。

かつてサウロンの味方をした南国人を監視するエルフ族のアロンディル。地元の人間には嫌われている。1000年前にサウロンは滅んだ、監視される人々には怒りがある。いつまで危険視されるのかと。アロンディルと治療師の女性ブロンウィンが惹かれ合うのを、同僚のメーゾルは警告する。エルフと人間が結ばれた例は2つだけ、それもどちらも不幸に終わっていると。アロンディル達に帰還命令が下りる。エルフは人間を見下している様子も描かれる。そしてエルフの中にも階級がある事を。不死の国へ行かれるものと行かれないもの。

ブロンウィンの息子テオは、見つけた奇妙な物に刻まれたサウロンの印に魅入られてしまう。

ギル=ガラドはガラドリエルの懸念を知っていた。それ以上の事も。偉大なる鍛冶師ケレブリンボールの元で行われる作業の手伝いをエルロンドに命じる。それはエルフの世界を守る三つの指輪の作製。風の指輪ヴィルヤ、水の指輪ネンヤ、火の指輪ナルヤ。

ガラドリエルは不死の国へ向かう船の上にいる。彼女だけは帰国を喜んでいなかった。中つ国では空に異変が起きていた。それを感じたかのように、彼女は帰国を拒否する。海に飛び込むガラドリエル。他のエルフは行ってしまった。ここから中つ国まで泳いで帰るの???

空だけではない。焼かれた村、枯れた葉、不吉な出来事が次々に・・・

Amazon Original

STAFF
原作 J・R・R・トールキン『指輪物語』
製作総指揮 J・D・ペイン パトリック・マッケイ他
製作 アマゾン・スタジオ トールキン財団 トールキン・トラスト ハーパーコリンズ ニュー・ライン・シネマ
撮影地 ニュージーランド
配給 Amazon

CAST

<エルフ>

ガラドリエル モーフィッド・クラーク

エルフの伝説的な戦士で北方軍の司令官。若き日のガラドリエルは頑固で厳しく、姿の見えない敵を捕まえることに執着しており、ローリエンの賢く優美な女性とは程遠い。

エルロンド ロバート・アラマヨ

半エルフのエルロンドは、人間になるかエルフになるかの選択を上から迫られ、永遠の命を選んだ。一方、兄のエルロスは限りある命を選び、ヌーメノールの最初の王になった。エルロンドの血筋は偉大だが、彼はこの世界での居場所をまだ見つけられていない。彼は国のために正しいことをすることと、大切に思う人々に忠誠を誓うこととの間で道を切り開かなければならない。

アロンディル イスマエル・クルス・コルドバ

アロンディルはシルヴァン・エルフで、森のエルフの分派である。彼らが中つ国を出てヴァリノールへ行くことはない。彼は海に沈んでしまったベレリアンドで生まれ育ち、この1世紀ほどは、大昔に祖先が悪の味方をした南方国の男たちと女たちを監視してきた。長きにわたるエルフの監視は終わりを迎えようとしているが、アロンディルはこの任務、特に治療師の女性ブロンウィンに愛着を持つようになっていた。

ケレブリンボール チャールズ・エドワーズ

ケレブリンボールは先見性のある鍛冶師で、エレギオンの領主である。彼は中つ国をヴァリノールと同じぐらい美しい場所に変えようと壮大な計画を立てている。

ギル=ガラド ベンジャミン・ウォーカー

上級王ギル=ガラドは、力強く現実的で賢く、エルフの戦士であり王である。エルフの都、リンドンを治めており、エルフたちの明るい未来のために尽力しているが、実はエルフたちと中つ国全土を脅かすような秘密を隠し持っている。

<ヌーメノール人>

ミーリエル シンシア・アダイ=ロビンソン

表向きには年老いた父親が、今もヌーメノールの統治者だが、摂政女王ミーリエルが代理で治めている。王国は富と権力の絶頂にあるが、国民に暗い影を落とすような恐ろしい秘密をミーリエルは抱えている。

エレンディル ロイド・オーウェン

ヌーメノールの海洋警備隊の船長であるエレンディルは、海にいる時に一番心が安らぐ。彼は妻を亡くしている。子供たちは立派に成長し、人生の新しい章を歩み始め、エレンディル自身の人生は未知の海域へと向かっている。

ファラゾーン トリスタン・グラヴェル

ファラゾーンは評判のいいヌーメノール人の執政で、摂政女王ミーリエルの右腕であるが、国民の味方であろうとしている。しかし、思慮深い外見の裏には、ヌーメノールに対する大きな野望を隠し持っている。

エアリエン

エアリエンはエレンディルの娘で、才能にあふれ、大志を抱いている。家族との絆は強いが、国が政治的、社会的に複雑な緊張感に包まれる中、彼女は自分の信念は家族の他の者とは異なることに気づく。

イシルドゥア マックス・ボルドリー

イシルドゥルの将来は既に決まっている。いずれは、父エレンディルの後を継ぎ、ヌーメノールの海洋警備隊に入るのだ。しかし、彼はそれが自分の望む将来なのか確信が持てず、別の道があるのではないかと悩んでいる。

ケメン

ケメンは傲慢だが魅力的なヌーメノール人の若者で、父ファラゾーンに認められたいと思っている。しかし父の理想に忠実であることを示そうとして、やりすぎてしまっている。


<南国人>

ブロンウィン ナザニン・ボニアディ

ブロンウィンは一人で息子を育てる南方国の治療師だが、彼女の意見や好奇心は周りの者には評価されていない。彼女を理解しているのは一人だけ。エルフの兵士のアロンディルだ。しかし、彼はブロンウィンの村の人間から嫌われており、2人が仲良くすることは禁じられている。

ハルブランド チャーリー・ヴィッカーズ

ハルブランドは南方国の「下等な人間」で、過去と、恐らく自らの運命から逃げようとしているごろつきのような漂流者。

テオ

ブロンウィンの一人息子で、人間の祖先が犯した罪を見逃せないエルフの監視下で育った。彼は自分の人生に疑問を持ち、自分の力を認めてもらおうともがく中、暗黒のものに誘惑されることになる。


<ハーフット>

エラノール・“ノーリ”・ブランディフット マルケラ・カヴェナー

ノーリはハーフット族で、この移動するコミュニティは、いずれホビットになる小さい人たちの祖先である。ノーリは根っからの夢想家で、小さい人たちの狭い世界を飛び出して冒険したいと願っている。

ポピー・プラウドフェロー メーガン・リチャーズ

ポピーは家族を失った孤児で、早く大人にならなければならなかった。ポピーはノーリの好奇心旺盛で忠実な親友であり、どんな問題が起きてもポピーはノーリのそばにいてくれる。

ラルゴ・ブランディフット ディラン・スミス

ラルゴはノーリの寛大な父親で、普段は車輪を作っている。娘の夢見がちなところを甘やかしすぎている節がある。

マリゴールド・ブランディフット

ノーリの優しい継母で、家族が生きていくために献身的に働き、ノーリに現実的な考え方をさせようとする。彼女もかつては娘と同じように冒険を夢見ていたが、若い頃の夢は現実味を帯びたものに変わっていくべきだと身をもって学んだ。

サドク・バロウズ レニー・ヘンリー

サドクはハーフット族の道を見つける者で、年に一度の移動の際にはコミュニティを安全に導く賢い指導者である。彼は何世代にもわたる知恵を持ち、星に隠された秘密を守る役目を与えられている。


<ドワーフ>

ドゥリン王子 オウェイン・アーサー

ドゥリン王子は、人前では周りの者が自分に望む姿でいようと、ドワーフらしく寡黙だが、他人の目のない所では温厚で思慮深く、陽気である。カザド=ドゥームの王位継承者として、彼は世界に名を残す日が来ることを待ちわびている。ドゥリン4世。

ディーサ親王妃 ソフィア・ノムヴェテ

ドゥリン王子の妻で、未来の王妃。温厚で愛情深いドワーフ。彼女には山に向かって歌うと、鉱石のある場所と、安全に掘れる場所が分かるという特別な力がある。彼女は民の未来のためなら何でもする。それは時に、正しいと思うことを夫にやらせるということを意味する。



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