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サンドマン 第2話 不完全な者たち 感想

☆もるがん☆

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崩壊した王国で、ドリームは力の欠片を探し求める。

自身の力が宿る3つの道具、小袋に入った砂、ルビー、ヘルム(かぶと)を取り戻す旅を始めたモルフェウスは、カインとアベル兄弟のもとを訪れる。

崩壊した王国に残っていたのは、図書館の司書のルシエンヌのみ。モルフェウスの不在によって図書館の本の文字も消え、本そのものも消えてしまったという。それでも彼女は王の帰還を信じていた。

王宮を復活しようとするモルフェウス。だが己の力不足を思い知る。やはり3つの道具を取り戻さねばならない。ルシエンヌは兄弟に助力を求めるように助言するが、モルフェウスは乗り気ではない様子。互いに干渉しないのが方針だという。

カインとアベルの兄弟を尋ね、兄弟の可愛がっていたグレゴリーというガーゴイルを吸収する。力を取り戻す為に。その後、カインは王に媚びへつらうったとしてアベルを殺す。モルフェウスは自分が不在だった理由を兄弟に説明しなかった。自らの意志ではなかった事を。だがそんな事を言っても王国は元には戻らない。そんな言い訳をするつもりはなかっただろう。

アベルは墓に埋められるが生き返る。家に戻るとカインも平然としてアベルを迎える。アベルは生き返ってはまた兄のカインに殺される運命を繰り返している。ドリームがカインとアベルに子供のガーゴイルを与えるのもいい。グレゴリーを奪ったことへのドリームなりの配慮か。

コリント人はエセルと言いくるめようとする。自分がドリームに消される前に、ドリームの3つの道具を使ってドリームを消すために。コリント人は道具を使えない。だからエセルにやらせようとする。コリント人はエセルの息子がロデリックの息子であるため、ドリームが手にかけるかも知れないと、エセルに言って手を組もうと持ちかける。眼鏡をだがエセルの持つ魔具に撃退されてしまう。

ドリームはグレゴリーから手に入れた力で貢物を手にいれ、三女神を召喚する。三女神は三人で一人、それを表現する映像も面白い。ドリームが得られたのは、3つの道具の在処の断片的なヒントのみ。それでもないよりはまし。

ドリームは道具への行方を求めてロンドンへ向かう。人間を軽く考えているドリームにルシエンヌは警告を発するが無視される。ドリームの去った後、コリント人が復活する。コリント人はドリームが不在なのに安堵すると共に、ドリームを変える事は出来ないとルシエンヌにいう。

エセル・ディーは息子のジョン・ディーに会いに行く。少しオカルトをかじったものなら、この名前に覚えがあるだろう。かなり年を取った息子。エセルが魔法で若さを保っているというコリント人の指摘は当たっているようだ。ジョンは厳重な檻のような場所にいる。精神病院らしい。これがドリームのルビーに壊された息子か。

兄弟二人の様子、墓からよみがえる描写など、ファンタジーの世界を良く作り上げている。ドリームと水の描写なども。幻想的な映像がいい。淡々としたドリームだが。これからどんな苦労をして道具を取り戻していくのか。これは先が見たくなる。

Netflixにて視聴

The Sandman

STAFF

原作 ニール・ゲイマン DCコミックス『サンドマン』
企画 アラン・ハインバーグ
製作総指揮 アラン・ハインバーグ ニール・ゲイマン デヴィッド・S・ゴイヤー
製作 DCエンターテイメント ワーナー・ブラザース・テレビジョン

CAST
モルフェウス / ドリーム トム・スターリッジ 細谷佳正 夢の王でドリーミング
ルシファー グェンドリン・クリスティー 斉藤貴美子 地獄の支配者
ルシエンヌ ヴィヴィアン・アチャンポン 渡辺明乃 ドリーミングの司書
コリント人 ボイド・ホルブルック 岩崎正寛 ドリーミングを逃れた悪夢
ロデリック・バージェス チャールズ・ダンス 金尾哲夫 魔術師(メイガス)
デス カービー・ハウエル=バプティスト 村中知 ドリームの姉
ディザイア メイソン・アレクサンダー・パーク 阿座上洋平 ドリームの兄弟
ディスペア ドナ・プレストン ドリームの妹でディザイアの双子の妹
ジョハンナ・コンスタンティン ジェナ・コールマン 白石涼子
エセル・クリップス ジョエリー・リチャードソン 安野希世乃 ロデリックの愛人、ジョンの母親
ドクター・デスティニー/ジョン・ディー デヴィッド・シューリス 牛山茂 エセルの息子
ローズ・ウォーカー キョウ・ラー 失踪した弟を捜し、コリント人の餌食となる
ギルバート スティーヴン・フライ 北川勝博 ウォーカーのボディガード
リタ・ホール ラザーヌ・ジャマル 樋口あかり ウォーカーの友人
ユニティ・キンケイド サンドラ・ジェームズ・ヤング 宮寺智子 ウォーカーの恩人
マシュー パットン・オズワルト 岩崎ひろし ドリームの腹心の烏


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