相棒 season21 第15話 薔薇と髭と菫たち 感想

薫とヒロコの再会が事件を呼ぶ!作家夫妻が抱える危険な秘密とは。
薫(寺脇康文)は、海外渡航前から顔馴染みだったゲイバーのママ・ヒロコ(深沢敦)と再会。ところが、その矢先、公園で男性の遺体を発見する。男性は鬼塚という著名なルポライターで、妻はノエル美智子(大島さと子)というペンネームで少女向け小説を手掛ける人気作家だった。鬼塚の手には、なぜか美智子のデビュー作が握られており、何らかのダイイングメッセージとも思われた。事件に興味を持った右京(水谷豊)が、美智子から事情を聞くと、鬼塚が死亡した晩、彼女も同じ公園で炊き出しのボランティアをしていたことが判明。鬼塚は、そこに集まった生活困窮者を取材中、何らかのトラブルに巻き込まれたのか? そんな中、ヒロコが聞き捨てならない情報をもたらす。困窮者を食い物にしていた半グレ集団が、鬼塚を脅していたというのだ。有名記者の死は、事故か、殺人か…!?遺体はなぜ妻の小説を手にしていたのか?現代社会の深き闇に特命係が切り込む!
ゲスト:大島さと子 深沢敦 脚本:岩下悠子 監督:内片輝
大島さと子さん、久しぶりに見ました。大島智子さん、アナウンサーとしての印象が強いかな。今回は少女小説の作家、実は・・という役。これはある意味、正しいポリコレ。男だから女だからではなく、その仕事に有能かどうかが大事。
ヒロコママとその仲間達の存在感が良かったですね。
そこに亀ちゃんが絡んで、良い雰囲気で進んで行くドラマ。そしていつもと違うオフ時間の刑事部長と参事官も登場して楽しかったです。良い人になった刑事部長、呑んでいる時は楽しそうな参事官。刑事部長は自分の憩いの場所を守ってくれた人物絡みの事件なので、特命係に解決するように命令。それでのびのびと捜査が出来るようになった特命係の二人。イタミンも嫌そうな顔をしながら嬉々として亀ちゃんと話していたし、他の二人も当たり前のようにしていたし。
貧困の問題、貧困を食い物にする半グレ。
そこに夫婦の秘密が絡んで来て面白いドラマでした。音楽の使い方もですが、昔の相棒の良い所をまた見せてもらっているような気がする回。何だろうなぁ、私は神戸くんも冠城さんも好きだけれど、この空気感はやっぱり右京さんと亀山くんでないと出せないものなのだよね。

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