相棒 season21 第20話 最終回スペシャル前篇 13~死者の身代金 感想

情報量が多すぎて・・でも楽しかった!!
小野田の遺骨が盗まれる異常事態に、尊と米沢も集結しチーム右京が始動。“13”を名乗る犯人から、「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」というメッセージが、全国各地の“被害者”宅に一斉に届けられる事案が発生。13が言う“戦犯”とは、いずれも故人のことで、“処刑”は遺骨を叩き潰すこと。被害者は遺骨を盗まれた遺族だった。遺骨の盗難は、去年から断続的に起こっていたが、警視庁は事件の全容が不明瞭であるという理由から隠蔽。その理由には、元官房室長・小野田公顕(岸部一徳)の遺骨が含まれていることも起因していた。一連の経緯をふまえ、右京(水谷豊)は小野田と因縁深い米沢(六角精児)に協力を要請。さらに、尊(及川光博)が突然、特命係にやってくる事態に。いっぽう、私塾「ながとろ河童塾」塾長の葛葉宰三(渡辺いっけい)は、被害者遺族の真野正義(柴崎楓雅)ら塾生たちと、ある行動を起こしていた。犯人の目的も、正体も分からず、手掛かりがまったく掴めないまま、連鎖する新たな事件。そして、予測不能の罠…。小野田の“遺骨盗難”という前代未聞の事態の先に待ち受けていたのは、あまりにも意外過ぎる真実だった!!“13”という数字にこだわる犯人の狙いは!?尊と米沢がそれぞれの立場から事件にかかわる中、右京と薫が前代未聞の難ミッションに挑む!
出演:水谷豊 寺脇康文 森口瑤子 鈴木砂羽 川原和久 山中崇史 篠原ゆき子 山西惇 松嶋亮太 六角精児 神保悟志 小野了 片桐竜次 及川光博 杉本哲太 仲間由紀恵 石坂浩二ほか
ゲスト:渡辺いっけい 柴崎楓雅 脚本:輿水泰弘 監督:橋本一
小野田官房長が回想とはいえ登場したのは感涙ですよ。
他もそうですが、回想シーンがフイルム風の画質になっているのも面白い。脚本は輿水泰弘さん、監督は橋本一さんとなれば、相棒の中でも最高のものになると期待してしまいます。
ミッチーの神戸くんが思った以上にガッツリ登場していたのも嬉しい。大河内さんとのシーンもファンが観たいものをサービスしてくれる精神にあふれてましたね。大河内さん、ご無沙汰でしたし。大河内さんと神戸くんが異母兄弟との噂もありましたが、その真偽はともかく、高級そうな店で高そうなお酒と共に交わす二人の会話はいいですね。
官房長の遺骨を奪還する為に、限定的とはいえ特命係に捜査権を与えたのは、甲斐パパ。
神戸くんは甲斐パパに命じられて指揮官としてやって来た。「亀山くんの代わりにはなれない」と右京さんに言われた神戸くんが、亀山くんと初対面。フレンドリーな亀山くんに微かな嫉妬とキャリアの矜持を見せる神戸くん。たぶん亀山くんは右京さんの言葉を知らない。そして官房長の最期に立ち会ったのは亀山くんではなく神戸くん。そんな空気感が長年のファンにはたまらないんですよ。
突然の社さんからの電話で、神戸くんは彼女と手を組んだ?
駆け引きはお手の物の二人ですから騙し合いになりそうですが。
米沢さんも、米沢さんだが六角さんだかわからない位に馴染んだ鉄道ネタ。これもファンに嬉しい。米沢さんも登場が多いし、事件の謎解きに貢献していました。しかしさんざん再放送をやっているので、ずっと米沢さんがいるような気がしていたのも確かです。
正義と書いてジャスティス。本人が名前を嫌がっているのに、親にはまったく響いていない。これは毒親というやつでしょうか。彼のいる私塾も訳ありの子供達ばかりのようです。そしてそのひとりが鉄オタ、ただし今回の事件の首謀者ではないようです。塾長が渡辺いっけいさん、これもチョイ役で終わる人ではありません。後編で色々とやってくれそうです。
イタミンの「特命係の亀山~」もあと何回聴けるのでしょうか。やや無理矢理感はあったものの、特命係と絡むトリオ。副総監も刑事部長も参事官もまだまだ見せ場があるのでしょうか。
笑っても泣いても次回で終わりのseason21。
右京さんの好きな紅茶のように、後味の良いものになって欲しいですね。

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