相棒 season21 第21話 最終回スペシャル 13 感想

キラキラネームをつける親に注意という一般論は・・
小野田公顕の遺骨はなぜ盗まれたのか。事件に隠された意外過ぎる真実とは!?警察庁から捜査権を与えられ、遺骨盗難事件を追っていた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、わずかな手掛かりから犯人が学校関係者ではないかと推理。鉄道マニアの米沢(六角精児)に協力を要請し、“13”を名乗る犯人グループがたどったルートの解析に掛かる。同じ頃、尊(及川光博)と美彌子(仲間由紀恵)は、密かに初会合を設け、それぞれの思惑を交錯させていた。そんな中、遺骨が盗まれた元官房室長・小野田公顕(岸部一徳)の小野田家をはじめとする被害者宅に、二通目のメッセージが届く。そこには“身代金”に関する指示が書かれていたが、受け渡しの方法と金額は予想外のもので…!? そして、被害者13家族の中の2家族が、断固としてそれを拒否。その内の一軒、真野家を訪れた右京は、応対に出た中学生の息子・正義(柴崎楓雅)に引っ掛かるものを感じる。正義はつい先日、奈良に遺跡巡りの旅に出たというが、引率した葛葉宰三 (渡辺いっけい)という私塾の塾長も、一癖ある人物で…!?新たに届いた“脅迫状”をきっかけに前代未聞の遺骨盗難事件はますます昏迷…尊、米沢、美彌子らの思惑が交錯する中、特命係が驚くべき結末をたぐり寄せる!
出演:水谷豊 寺脇康文 森口瑤子 鈴木砂羽 川原和久 山中崇史 篠原ゆき子 山西惇 松嶋亮太 六角精児 神保悟志 小野了 片桐竜次 及川光博 杉本哲太 仲間由紀恵 石坂浩二ほか
ゲスト:渡辺いっけい 柴崎楓雅 脚本:輿水泰弘 監督:橋本一
胎児の時の記憶などにしないで、ただ両親の話を聞いてしまっただけでは駄目だったのですかね。それとも「ネットでは、この手のバカバカしい事がいかにも真実のように流されていて、子供が信じてしまうんですよ」とでも言いたかったのでしょうか。元々、正義と書いてジャスティスと読ませる名前をつけた親ですから、子供としては、まともな話は通じないと思っていたのかも知れません。こんな手段を取らなければ罪を認めないと。
団塊の世代への批判、農家の家長の横暴さへの言及はあっても、この先、田舎で犯罪者一家となった彼らがどんな辛い目に合うのかはおとぎ話にしていましたね。それはネットの叩きとは違って、人間の直接的な行為だからでしょうか。
渡辺いっけいさんの使い方がもったいなさ過ぎる。
もっと何かなかったのでしょうか。単なる世間の落ちこぼれが、近所の子供を集めてお山の大将を気取っている風にしか感じられませんでしたね。行き場のない子供たちの居場所を作ってやるとか、教師として出来なかった事を私塾でやろうとしているのなら良かったのに。そういうものは伝わって来ませんでしたね。
最後は、右京さんと亀山くんが歩く所で終わっていれば、それなりの余韻があったのではないかと。
グロテスクな美和子スペシャルで終わる必要があったのでしょうか。良い話には絶対にしないという心意気でしょうか。美和子さんが「権力の片棒を・・」みたいな事を初対面の人間につっかかっていくのや、遺族の気持ちも考えないで自宅に突撃するのが”報道の自由”とか言い張るのは、あのTV局っぽい。
社さんが最後に登場したという事は、前シーズンで未解決な彼女回りの事情を、次シーズンで解決していくという事なのでしょうか。次シーズンがあればですが。
全体的に亀山くん復帰の今シーズンは楽しかったです。昔の相棒が戻ったという事もありますが、あれから多くを経験して来た二人が、ここで原点に戻って悪に立ち向かうという体制が出来たという感じでしょうか。残念ながら、脚本は幾つか残念なものも見受けられました。以前のように上層部が徹底的に二人の邪魔をする事はなく、むしろ協力的なのは、それだけ相棒二人の動きにクローズアップするためでしょうか。
どちらにしても、次があるなら観ると思いますよ。

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