衛宮さんちの今日のごはん 全13話 感想

「Fate/stay night」のパラレルストーリー
衛宮士郎の手料理にほっこりするマスターとサーヴァントたち。本編が悲惨な内容が多いアニメだけに、救われる気がしますね。ちなみに私が一番好きなのは「Fate/Zero」。
第一話 年越しそば
今日は大晦日。大掃除を終えた士郎とセイバーは、夕飯の買い出しに出かける。家で留守番中の大河とイリヤは、こたつの中でのんびりと士郎が作ってくれるごはんを待っていた。今夜の衛宮家のごはんは…?
士郎の家でのんびりと大晦日、年越しそばで祝う。年越しそばの意味のひとつ、いつまでも細く長く一緒に。それが士郎の願い。
第二話 鮭ときのこのバターホイル焼き
夕飯の買い出しに来た士郎。献立を考えながら商店街を歩いていると、魚屋で店番をしているランサーに出会う。士郎は鮭を使った料理を作ることを決めたが、何故かランサーが衛宮家に夕飯を食べにくることになり…
いつも明るいランサー、魚屋さんでバイト、ランサーのすすめで鮭を買って帰る士郎。ランサーもなぜかやって来て藤ねえと酒盛り、いっしょに食卓を囲む。ホイル焼きが美味しそう。
第三話 春のちらし寿司
3月3日はひなまつり。イリヤを衛宮家に招待し、日本の文化を体験してもらうことに。凛と桜の手を借り、士郎がイリヤのためにふるまう"ひなまつりの料理"は…?
イリヤにひなまつりを体験させてあげる皆。日本の着物を着せてもらい、喜ぶイリヤ。
第四話 春野菜とベーコンのサンドイッチ
バイト先の酒屋・コペンハーゲンで配達の手伝いを頼まれた士郎。最後の配達先であった柳洞寺で僧侶の零観から頼まれ、山菜を使ったサンドイッチを作ることになるのだが、山門で見かけたアサシンのことが気になり…。
気の良い士郎はここでも手伝い。サンドイッチをアサシンにも分けてあげるのも士郎らしい。アサシンもサンドイッチを気に入ったようだ。
第五話 たけのこグラタン
士郎が作った朝食を完食し笑顔になるセイバー達を見て、ため息をつく桜。その姿はどこか思い悩んでいるようだった。士郎は一成からサンドイッチのお礼にたけのこを貰う。夕食にグラタンを作ろうとする桜に士郎はたけのこを入れようと提案する。
料理を上手になりたい桜。いつものグラタンにたけのこをいれようと士郎が提案。
第六話 はじめてのハンバーグ
今日は雨。士郎は幼き日の記憶をふと思い出す。雨が降っていたある日、士郎は料理番組で作っていたハンバーグを作ることを決めた。それはハンバーグが好物なある人のためで…。
切嗣の登場がうれしい。大好きなじいさん(といっても実はそんなに歳ではないが)にハンバーグを作ろうと頑張る幼い士郎が可愛い。
第七話 さらりと頂く冷やし茶漬け
大河のはからいで、士郎とセイバーと凛はウォーターレジャーランド・わくわくざぶーんに行くことに。そこで遭遇したランサーとアーチャーに勝負を挑まれ、ビーチバレー対決が始まる。その後遊び疲れた彼女たちに、士郎が作る今日のごはんは…?
プールで大はしゃぎする凛とセイバー。そこにランサーとアーチャーもいる。アーチャーは迷惑がりながらもランサーと仲の良さそうなのが笑える。
第八話 遠坂さんの五目炒飯
士郎と桜は凛に家の片づけの手伝いを頼まれる。遠坂邸には、魔導装置や魔導書などがたくさん。三人で片づけをしているとちょうどお昼の時間に。今日のごはんは凛と桜が作ることになり―。
遠坂邸の様子が楽しい。代々の魔術師の家には色々ある。複雑な関係の姉と妹は、少しずつ向き合おうとしているのが微笑ましい。
第九話 秋の味覚-キャスター和食修行編-
士郎が商店街を歩いていると、突然後ろから腕を引っ張られる。振り返ると、そこにはキャスターがいた。料理修行中のキャスターは、士郎にある料理の作り方を教えてほしいようで―。
愛する宗一郎さんのために料理を覚えようとするキャスターが健気。士郎に教えてもらったいものにっころがし、あまり出来は良くなかったけれど、失敗したならまた作ればいいと、黙々と食べる宗一郎さん。そんな宗一郎さんにますます惚れてしまうキャスター。
第十話 冷めても美味しいからあげ
文化祭まであと一週間。一成達生徒会メンバーは、毎日遅くまで続く準備に疲れ果てていた。そんな彼らを見かねた士郎は、差し入れを持っていくことにする。
文化祭前の生徒会は忙しい。そこでも士郎はお手伝い。連日の激務でパンをかじる位しか食事も出来ない生徒会の面々、肉を食べたいという彼らに、士郎はからあげを差し入れする。文化祭前の慌ただしさを知っていると泣ける。
第十一話 特製ふわとろオムライス
凛に買い物の荷物持ちを頼まれたアーチャー。待ち合わせ場所で凛を待っていると、通りかかったランサーにカフェのアルバイトを手伝ってほしいと頼まれる。
押しの強いランサーにバイトを手伝わされてしまうアーチャー。仕事はカフェ、そこの調理担当。ランサーがホール担当。そこに見覚えのある人々が次々にやって来る。武器の見定めをするように調理器具を選ぶアーチャー、士郎へのライバル心からか、華麗な料理の腕前を披露する。
第十二話 フライパンだけで作るローストビーフ
今日はクリスマス。イリヤは士郎たちをアインツベルン城に招待し、クリスマスパーティーを開く。みんなでパーティー料理を堪能していると、士郎の前にとある来訪者が現れ―。
バーサーカーがクリスマスツリー用の木を抱えて来るのがホラー。可愛い部屋にミスマッチなバーサーカー、クッキーを嬉しそうに受取るのが少し可愛い。このローストビーフ、作ってみようかな。お肉は士郎の方のヴァージョンで。アインツベルン家のは無理。
第十三話 あったか寄せ鍋
大雪の降る、とても寒いある日。今日も、衛宮家には自然とみんなが集まり、同じものを囲み、同じ場所で食事をとる。士郎が作る、今日のごはんは―。
寒い日にみんなで囲む鍋は楽しい。この幸せが続くように。本当は彼らのたどる道が悲惨な事を知っていると、この風景がなおさら愛おしく思われる。
特に事件はなく、ゆるゆると流れる。料理方法の解説に時間を割いている。こういう時に肝心なのが絵が美味しそうな事、そして皆が楽しそうに食べている事。それはセイバーの最終回の言葉で語られている。
「皆でいっしょにご飯」
そんな幸せな時間。元が殺伐とした作品だけに、ファンが密かに願っていたであろう「あったらいいな」というシーンが観られるのが嬉しいアニメ。
STAFF
原作 「衛宮さんちの今日のごはん」TAa/TYPE-MOON (KADOKAWAヤングエースUP連載)
キャラクター原案 TAa
料理監修 只野まこと
監督 三浦貴博・佐藤哲人
キャラクターデザイン 内村瞳子
脚本制作 ufotable
音楽 椎名 豪
制作プロデューサー 近藤 光
アニメーション制作 ufotable
CAST
衛宮士郎 杉山紀彰
セイバー 川澄綾子
遠坂 凛 植田佳奈
間桐 桜 下屋則子
ライダー 浅川 悠
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 門脇舞以
藤村大河 伊藤美紀
ランサー 神奈延年
アーチャー 諏訪部順一
キャスター 田中敦子
アサシン 三木眞一郎
間桐慎二 神谷浩史
柳洞一成 真殿光昭
葛木宗一郎 てらそままさき
美綴綾子 水沢史絵
衛宮切嗣 小山力也
2018年

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