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映画「ゴジラ-1.0」感想

☆もるがん☆

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終戦直後という時代設定が成功の鍵のひとつ

日本中、誰もが傷ついている世界なのですよね。戦地で空襲で、祖国を護りたくても護れなかった悔しさもあり(水島のそれが最後の応援部隊に繋がるわけですが)、家族を失った悲しみもあり。大切なものを失ってしまった国と人々。それをいちいち描かなくても、誰もが重荷を背負っていると自然と伝わって来る時代背景があるので、敷島と典子に絞って進む物語がテンポ良くて。

荒んだ世界であっても、人は生きるために優しさを次第に取り戻していく。
(澄子さんがその象徴的な描かれ方、役者さんも好演です)

そして取り戻したものを再び叩き潰そうとするゴジラに向かっていく。米国は手を出さない、そして軍隊も解体され武器もない中であっても、軍隊経験のある人がいる、復員した人がいる、まだ艦を動かす事も攻撃する事も出来る人間がいる、穴だらけであっても作戦を立案出来る人と技術がある。そこが重要なのですよね。

ハセガワ 1/48 日本海軍 九州 J7W1 局地戦闘機 震電 プラモデル JT22

生き残った者の罪悪感、逃げてしまった後悔に押しつぶされそうになりながら、最後は震電でゴジラに突っ込んでいく敷島。神木くんだから殺さないだろうと思ったし、橘がコクピットの椅子に触れた時に、これは・・と。

震電はプロペラが後ろにあるので、ただコクピットから出て逃げ出すとプロペラに巻き込まれる危険がある、だから射出式のものでないと駄目なのだと、航空機に詳しい人が言っていました。

そう、震電はそう来たかと思いましたよ。高雄、そして雪風。

この手の趣味がある人なら「やるな、監督!」と快哉を叫んだかも知れません。雪風の元艦長さんも風貌がふさわしい人を選んだなと。それ以外にもあの時代に似合う役者を集めているなと。

ゴジラの原点、戦争や恐怖の象徴として。

ゴジラは熱線を吐く時の背びれが青白く光って突き出すのが恐怖感を煽って良かったですね。ビキニ環礁の実験の放射能で巨大化したという、これは初代に倣っての事。何にでも噛みつくゴジラ、腕が短いから、噛みつく方が効果的なのですよね、たぶん。シッポも使っていましたが、シン・ゴジラよりは控え目で。

シン・ゴジラよりも普通の邦画の感覚に近いので、見やすい人も多いかも。

ゴジラシリーズでは37作目、国産の実写作品としては30作目。「シン・ゴジラ」以来7年ぶり、ゴジラ生誕70周年記念作品。

一番くじ ゴジラ-1.0 A賞 ゴジラ(2023) SOFVICS フィギュア

STAFF
監督 山崎貴
脚本 山崎貴
音楽 佐藤直紀
撮影 柴崎幸三
編集 宮島竜治
制作会社 TOHOスタジオ ROBOT
製作会社 東宝
配給 東宝

CAST
敷島浩一 神木隆之介  帰還兵
大石典子 浜辺美波   敷島と暮らす
水島四郎 山田裕貴   戦後処理の特殊任務を請け負う船「新生丸」見習い
橘宗作  青木崇高   元・海軍航空隊の整備部
野田健治 吉岡秀隆   海軍工廠の兵器開発者
太田澄子 安藤サクラ  敷島が住む家の隣人
秋津淸治 佐々木蔵之介 新生丸の艇長
板垣昭夫 飯田基裕   東洋バルーン係長
堀田辰雄 田中美央   駆逐艦雪風元艦長


それにしても伊福部音楽は偉大、モスゴジ、キンゴジの音楽も聞こえました。佐藤直紀氏の音楽は特に戦闘機の場面が印象的、永遠の0の零戦を思い出しました。

秋津さん、ややオーバーかなと最初は感じたのですが、あの集団の中でリーダーである事を思えば、あれが正解なのかも。敷島の神木くんは文句なしの神木くん。橘さんはセリフも良く聞こえて印象的なのに他を邪魔しない、良い役者さん。野田さんの吉岡さんは、いるだけで山崎監督の作品の安定感を増す感じ。

ゴジラが好きで、戦艦や戦闘機も好きで、映画が好きな人が作った映画かな。

10

109シネマズの「森永ミルクキャラメル」とコラボレーションしたポップコーン。ふんわりミルクキャラメルの香りがして美味しい。


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